第二新卒の編集職転職事情を徹底解説 2018.06.07
広告や雑誌などの編集職は華やかなイメージがありますし、なんとなく憧れているという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は第二新卒が未経験から編集の仕事に挑戦するのはアリなのか。どんな人が編集に向いているのか。などなど第二新卒の方が編集に転職することを検討する際に必要になる様々な情報をまとめてご紹介します。
編集職に転職するメリットにはどんなものがある?
まずは第二新卒の方が編集職に転職するのがアリなのかを考えていくために、編集職という職種の特徴をご紹介していきたいと思います。
自分で作ったものが直接人に届くやりがい
まずは編集という仕事の一番の魅力からご紹介したいと思います。仕事によってはなかなか自分の仕事がどのように人の役に立っているかなどが分かりにくいということもあると思います。
しかし、編集であれば自分が作った雑誌やWEBページ、広告が実際に購入数やPVといった数字によって一般の人に消費されていることがわかり、フィードバックも受けやすい仕事です。
日々の自分の仕事が多くの人に気づかれる形で評価されるのはやはり、やりがいになりますよね。
未経験には狭き門なので注意
編集職はみなさんが思っているようにやりがいがあり“かっこいい”仕事ですが、一方で未経験だとなかなか目指しにくいということもあるようです。
編集の仕事は、自分のクリエイティビティの発揮はもちろん、多くの関係者を率いていく管理者としての役割も担っています。そのため業界経験の浅い人が編集として率いていくというのは難しくなっているのです。
そのため今すぐ編集職になれなくとも、ジョブローテーションやキャリアパスの中で将来的に編集を目指せる会社に転職するのが現実的な手段となるのです。
ですから、第二新卒の方が編集を目指すのであれば、そうした長期的な目線が必要になるでしょう。
第二新卒歓迎の編集職求人の特徴とは
ご紹介したように第二新卒歓迎の編集職というのは非常に狭き門で限られてはいるのですが、一部存在していますのでその特徴をご紹介していきたいと思います。
WEB系求人が多い
やはり大手の出版社などは人気も高く、新卒採用で補えているということも多いのか、また中途採用が基本なのか、あまり求人を見かけません。
その一方で、WEB系メディアの編集・ライターなどは比較的多くの求人が掲載されているようです。そうしたところで経験を積んでいくことで、いずれはより伝統あるメディアの編集になるということも目指せますからどんな第二新卒の方にもおすすめできます。
平均年収は350万円程度
第二新卒歓迎となると未経験人材ということになるので年収もあまり高くないのが実情です。300万円以下の求人もいくつか見かけますし、公開されている求人の給与はあまり高くありません。
しかし、これはあくまでも転職サイトに公開されている求人なので、好条件の求人は非公開でエージェントサービスに集まることを考えれば、転職エージェントを利用することで400~500万円の年収を達成することは難しくないでしょう。
また、有名雑誌の編集部などは1000万円プレイヤーも多いので、先ほども説明したように長期的にスキルアップし転職をしていく中で年収アップを目指せば十分可能でしょう。
勤務地は東京がほとんど
出版社にしろ、WEBメディアにしろ、映像編集にしろ、多くの会社が東京に集積しています。
実際に掲載されている求人をみてみても東京を勤務地にしている会社がほとんどになっています。そのため地方から編集職を目指すのは厳しいといえるでしょう。
一部関西の都市圏での求人もありましたが、やはり2大都市圏が基本とはなるようです。
編集職に向いているのはどんな第二新卒?
それでは次に、編集の仕事に向いているのはどんな人なのか適性をご紹介していきたいと思います。転職を決意する一つの要素としても、面接などでアピールしたいポイントとしても役立つので要チェックです。
クリエイティビティはやっぱり大事
編集の仕事で一番大事な点はやはり、人の興味・関心をひけるようなクリエイティビティの高い作品を作ることではないでしょうか。
また、雑誌もWEBメディアも焦点を絞っているモノやコトがあります。例えばファッション誌ならファッション、自動車メディアなら車、旅雑誌なら旅というようです。
限られた分野の中で、継続的にクリエイティブでいるためには、社会のトレンドにアンテナを張ることや、その分野が大好きでいることが大事になってきます。
実際に掲載されている求人を見ても、「創作に興味のある方」、「日々アンテナが張れる方。」といった人物像が求められているようです。
デザイン系ソフトが使えると有利
編集として仕事をしていく時、Illustrator、Photoshopなどのグラフィック系のソフトを利用することが多くなってきます。また雑誌であればInDesignを利用しているということも多いでしょう。
WordやPowerPointといった誰もが使ったことがあるソフトではないので、そうしたソフトを利用できるとスキルをアピールできるでしょう。もちろん採用されてからスキルを身につけていくことはできます。しかし、Photoshopなどは機能が多く学んでいくのにも時間がかかります。
いまのうちから経験を積んでおけると、自分の適性を知ることも、会社にやる気をアピールすることもできるでしょう。
第二新卒として編集職に転職しよう!
ご紹介してきたように、編集職は未経験からでは挑戦しにくい仕事であるのは事実です。一方でやりがいも大きく、しっかりとキャリアパスを考えれば、今後編集として活躍していくことも難しくはありません。
みなさんが、新しい職場でのスタートを切れることを願っています。