20代前半の転職ならおさえておきたい4つのポイント 2018.01.23
20代前半での転職なんて若すぎて無理だろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年ではそうした入社から3年以内で仕事を変えることが一般的になってきました。
今回は20代前半の転職事情やメリット・デメリット、成功のコツまでおさえておきたいポイント4つを詳しく解説していきます。
20代前半は実は転職しやすい時期だった?
おさえておきたいポイント1つ目としてまずは、20代前半の転職事情からご紹介したいと思います。
以前まで嫌煙されるとされていた20代前半の転職希望者ですが、最近では「第二新卒」と呼ばれ注目されています。
企業も20代前半の人材を欲している
新卒の数は減少傾向にありますし、一方で多くの人材が定年退職していく中で人材確保が難しくなっています。
そこで企業も第二新卒と呼ばれる20代前半の人材を積極的に採用するようになってきているのです。
有名な大企業やコンサルファームなどの優良企業も含めて、多くの会社が第二新卒歓迎の求人を掲載しています。
こうした求人は即戦力となれるわけではない経験の浅い20代前半の人材を主なターゲットとしたものです。みなさんの転職事情は決して厳しいわけではないのです。
ビジネスマナーを得ているのもアピールできる
企業としては、そもそも皆さんを即戦力としてではなくこれから教育していく人材として雇おうと考えています。
このため第二"新卒"と呼ばれるわけです。そのため、新卒と比べて社会人経験をもっており、基本的なビジネスマナーを備えている20代前半の人材は魅力的と言えるのです。
基本的なスキルを得ている分だけすぐに専門的なスキルや会社特有の研修を受けることができます。そういった点をアピールできれば20代前半だからといって採用されることが難しいということはないでしょう。
20代前半だからこその転職のメリットとは
それでは次に、20代前半の転職の魅力についてご紹介したいと思います。
新卒就活の失敗を取り返せる
20代前半で仕事を変えることの一番の魅力は新卒の時とはまったく違う業界や職種に挑戦できることです。
なんとなく就職してみたはいいものの、自分にあっていないと感じる人や社会人になるまで知らなかったBtoBの強い会社に魅力を感じている人なども多いのではないでしょうか。
30代や20代後半になってしまえば、前職の経験やスキルを前提とした転職になりますから、今とまったく違う職種で働くのも難しくなります。
20代前半であれば、第二新卒と呼ばれているだけあって新卒同様、まったく新しい業界や職種に挑戦することが可能なのです。
もっと将来に生かせる職場にいける
また、将来活かせるスキルを得られる職場に行けるのも魅力です。
例えばコンサル業務を10年も続ける人はほとんどおらず基本的に転職すると言われています。また人材業界で働く人も経験を積んだら取引先であった会社の人事部に就職することが多いです。
このようにキャリアプランを考えた時に、将来的に転職することを前提としたファーストキャリアというのは非常に重要です。
先ほど紹介したように、20代前半であればまったく新しい業界・職種に挑戦することもできますからファーストキャリアをやり直すこともできるのです。
今の職場や業務が自分に向いているかということと、将来的に評価されるスキルや経験を積めるかどうかはまた別問題です。
20代前半の今、しっかりとキャリアプランを考えなおせば将来的にもっと高待遇の仕事に就くことも難しくないでしょう。
デメリットもしっかり知っておこう
もちろんおいしい話ばかりではありませんから、デメリットも踏まえて20代前半の今からキャリアプランを考えておきたいですよね。
そこで、3つ目のおさえておきたいポイントは20代前半で仕事を変えることのデメリットです。
現職のほうが高待遇なこともある
20代前半で転職するからといって年収が必ず下がるということはありません。しかし、給与も含めて待遇が現職のほうが良いという可能性も十分にあります。
例えば大企業などであれば、経験のない新人にもしっかりと福利厚生などが整っているでしょう。
一方で、実力主義のベンチャーなどは固定給や福利厚生はあまり魅力的ではないことも多いです。
もちろん、長い目で考えればよりスキルや経験を積めれば将来的にもっと稼げますから、どちらのほうが自分の将来のためになるかという視点で考えるとよいのではないでしょうか。
転職に迷ったらプロに相談するのが一番
最後におさえておきたいポイントは転職サービスの活用です。
新卒の就職活動とは異なり、エージェントサービスなどプロの手を借りることができるのです。
キャリアプランニングを手助けしてもらおう
紹介してきたように、20代前半で仕事を変えるのであれば将来を見据えたキャリアプランニングが大切になってきます。
そうはいっても、自分に向いている仕事もファーストキャリアとして魅力的な企業もわからないという方が多いのではないでしょうか。
プロの力を借りればそうした問題が解決するのです。
転職の失敗を防げる
20代前半で仕事を辞めてしまったという事実は採用担当者にネガティブに受け取られないわけではありません。
前職に定着できなかった理由を明確に説明するとともにしっかりと自己アピールしなければ20代前半での転職活動は難しいでしょう。
ですから、書類の書き方や面接の準備などはプロの手を借りるのが手堅いです。
20代前半でも転職に踏み出そう
20代前半で転職すること決して早いことはないということはお分かりいただけたでしょうか。
むしろ、20代前半だからこそ、将来に向けてスキルを積める新しい仕事に就くこともできます。
みなさんが、新しい職場で改めてスタートを切れること願っています。