新卒1年目で退職したくても我慢すべきなの? 2018.04.05
やっとのことでゲットした内定先でも実際に働いてみたらつらい、自分に合わないと感じて退職したいと考えている新卒の方も多いのではないでしょうか。
3年は働かないとダメという考え方もありますが本当でしょうか。近年では第二新卒と言って20代前半や25歳前後での転職も一般的になってきました。
このページでは新卒が退職したいと思ったらどれくらい我慢すべきなのか詳しく解説します。
そもそも新卒が退職したい理由とは
せっかく入社した会社なのに数ヶ月で新卒の人が退職したいと感じてしまう理由はなんなのでしょうか。
一般的な退職希望理由をご紹介しますので、自分と照らし合わせながらまずは退職したい理由を明らかにしましょう。
仕事が辛い、つまらない
特に学生時代に1限をいつも切っていたというような人は毎日朝起きるだけでも大変だと思います。通勤やなれない新しい環境や仕事で疲れるのも当然のことです。
また、新卒1ヶ月では新人研修や雑用なども多く自分の思っていた仕事とは違うと感じることも多いと思います。覚えることが多すぎてついていけないと感じる人もいますよね。
このように仕事が合わない、向いていないと感じるとこれから何十年もここで働くのかと絶望して退職したくなる新卒が多いようです。
社風や職場の雰囲気
OBOG訪問や1日インターンをしていたとしても社風や実際の職場の雰囲気は分からないものです。
実際に就職してみたら、自分には合わなかったと感じる人も一定数いると思います。
特に、初めての業務だけでもいっぱいいっぱいなのに、上手く馴染めなくて相談もできないし辛いと感じて退職したいと感じることも多いです。
上司など人間関係
また、人間関係が上手くいかず退職したいと感じる新卒も多いです。会社全体の雰囲気や社風は気に入っているのだけど直属の上司のパワハラがひどいというケースもあるのではないでしょうか。
また、上司ではなく同期の中で嫌がらせを受けているといったケースもあると思います。
辛くても段々慣れるものなら今は我慢
新卒のみなさんが退職したい自分なりの理由がわかったところで、実際にどうすべきなのかという点をご紹介していきます。
まずは、今は辛くても我慢すべき退職理由やその対策法をご紹介していきます。
仕事がつまらないなら先輩に相談しよう
自分の思っていた仕事とは違うと感じることも多いと思いますが、これから20年同じ業務をするわけではありません。
仕事がつまらないと感じた時は先輩に相談するなどしてこれからの業務やキャリアを詳しく知って、その場は我慢するのが賢いですよね。
職場の雰囲気に馴染めなくても気にしない
職場の雰囲気に馴染めず辛いという新卒の方も多いですよね。もちろん程度の問題ではありますが、あまり気にしないのが大切です。
職場で友達を作らなければならないわけではありませんから、仕事の愚痴や相談も学生時代からの友達などを頼ればいいでしょう。職場に馴染まないといけないという強迫観念を抱えなければ雰囲気が合わなくても働いていけますよ。
また、適当にやり過ごしていくうちに雰囲気にも慣れて自分の中の違和感もなくなっていくので今は我慢してもいいかもしれません。
第二新卒の転職に向けて動き出すべきなのはこんな時
次に転職を決意したほうがいいケースはどんな場合なのか、そしてどのような行動を取ったらよいのかご紹介します。
転職先を見つけるのが先!
どんなに退職したくても基本的には次の職場が見つかるまで退職しないのがおすすめです。新卒から直ぐに仕事を辞めてしまった場合などは再就職がスムーズに進まないこともあります。
後先を考えずにとりあえず退職だけしてしまうと後で苦しむことにもなりかねないので、転職すべき場合でもとりあえず退職するというのは新卒1年目の方にはおすすめできません。
職場がブラックだったら
朝起きるのが辛いなどといったレベルの仕事の辛さであればいずれ慣れるのですが、ブラック企業は慣れてはいけないですよね。
違う会社の新卒の友達に話を聞くなどして、客観的に自分の職場のブラックさを知りましょう。サービス残業ばかりであったり、従業員を消耗品のように扱ったりする会社であれば当然辞めるべきです。
そういった退職理由であれば第二新卒などを歓迎している会社にスムーズに採用される可能性も高いです。転職に向けて動き出すべきと言えます。
人間関係の問題が解決できない時
どうしても上司と合わない場合などは異動願いを出すなど対策を打つことはできます。しかし、人事が受け入れてくれるかどうかはさだかではありません。
人間関係のせいで体調を崩したり、会社に行けないと感じたりするようであれば転職を目指すべきと言えます。
ただこうした場合は、志望動機が上手く説明できず転職につまずくことも多いです。先ほども紹介したようにとりあえず退職だけしようというのは危険です。
新卒から今すぐ退職しても人生なんとかなる?
転職先が決まるまで退職するのは得策ではないと言われてももう耐えられない退職したいという新卒一年目の方もいらっしゃるかと思います。
そうした新卒1年目の方が最終手段として直ぐに退職するのがアリなのか解説していきたいと思います。
年収にこだわらなければなんとかなる
確かに新卒の方が1年も経たずに仕事を辞めてしまったら職歴としてはあまり望ましくありません。しかし、人生終了かと言われればそうではありません。
求人倍率の高さから分かるように、日本全国で人手不足が深刻です。第二新卒や既卒などこれまで不利と思われてきた人材も注目されるようになってきました。
今大企業で働いているという新卒の方が同じ条件の会社を見つけるのは難しいですが、再就職を目指すこと自体は十分可能です。特に無理をして心を病んでしまったり、体調を崩してしまうようなら仕事にこだわらず退職するのも一つの最終手段です。
数ヶ月無休でも生きていけるのかというお金の心配だけはしておきましょう。
再就職に強い就職支援サービスを使おう
また、そうした境遇の人を支援してくれる『ハタラクティブ』などの就職支援サービスを利用するのも大事なポイントです。
新卒1年目で退職してしまった理由をどのように説明したらいいか分からないという場合も多いでしょうし、カウンセラーと話す機会は魅力的ですよね。
また、ハローワークにはブラック企業求人が混じっている可能性もありますし、求人をスクリーニングしてくれているエージェントサービスを利用すると失敗が防げるでしょう。
まとめ - 自分の気持ちともう一度向き合おう
ご紹介してきたように、新卒1年目の今すぐ退職してしまってもなんとかなります。しかし、デメリットや難しさがあるのもまた事実です。
本当に自分は退職すべきなのか自分の気持ちと向き合って焦らず考えてみましょう。基本的に転職先が見つかるまで退職はしないのが失敗しないための秘訣です。