第二新卒の営業転職事情を徹底解説 2017.11.22
営業に転職しようと考えている第二新卒のみなさん。そもそも、営業を志した理由はなんですか?
「別にそんな深い理由はないよ…いまの仕事よりは自分に合っているかなと思うだけ」
「というかやりたい業界がわからない。営業だったらどこでも募集しているし、一個ぐらい入れそうな求人があるかもって」
現状の不満を解消するために、誰しも、こんなことを考えたことがありますよね。
このページでは第二新卒が営業に転職するメリットや営業への転職を成功させるコツやおすすめの転職サイトなど細かくご紹介します。
第二新卒が営業職に転職するメリットとは
営業という仕事を知らない方はいらっしゃらないと思いますが、意外と具体的なイメージがわかないという方も多いのではないでしょうか。
まずは、第二新卒の方が営業職に挑戦するメリットをご紹介したいと思います。
未経験でも挑戦しやすい職種
営業職は、取り扱う商品や職務こそ違えどどの企業にとってもなくてはならない存在です。企業は商品やサービスの価値を外部に向かってアピールし、売上、利益を確保しています。どんな転職サイトでも営業の募集がもっとも多い職種になっています。
採用したい人が多いということはそれだけ即戦力の人材は獲得が難しくなっているということです。
未経験からでも十分今後の成長を見込んで採用してくれる業種となっているわけです。
努力が評価されるインセンティブ制度
営業を志望する第二新卒であれば「インセンティブ制度」という言葉聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。改めて意味をおさらいすると、「一定のノルマをクリアした優秀な社員に贈られる追加報酬」となります。基本給の他に、企業が設定した目標を達成すると追加給与や功績表彰という形でもらえる成果報酬です。
営業職では成果がわかりやすく、モチベーション向上にもつながるため営業や販売職では近年インセンティブ制度を導入する企業が増えています。
自分の頑張りを認めてもらいたいという第二新卒の方にとってはとても魅力的な転職先と言えます。また未経験でも入社後短期間で前職の給与を超えることができるかもしれません。
営業職は女性にもおすすめ
営業職も以前は男性の仕事という偏見が根付いていました。昔は営業に休日出勤にも付いていく体力や最後の「押しの強さ」が求められ男性の仕事というイメージが強かったのです。
しかし営業職は他の職種以上に女性におすすめできるようになってきています。
理由のひとつとしてはキャリアパスの多様化が挙げられます。10年前であれば出産や育休でキャリアに空白期間ができやすい女性は「男性型」の構造では出世が難しくなっていました。
しかし禁煙、個人の働き方に対して社会が多様性を認めるようになったことでそうした構造もなくなり、またインセンティブ報酬など成果型報酬が広まったことで、営業として働く女性も増えています。第二新卒としての転職を考えている女性の方におすすめの職種です。
第二新卒歓迎の営業職の特徴とは
第二新卒が営業職を目指すメリットがわかったところで、次に第二新卒を歓迎している営業職求人にはどのようなものがあるのか具体的にご紹介していきたいと思います。
求人数は見きれないほど豊富
まず、注目のポイントは第二新卒を歓迎している営業職の求人数は他のどの職種と比べても圧倒的に多いということです。
それだけ人手不足ということでもありますし、第二新卒が目指しやすい職種と言えるでしょう。
具体的には、大手転職エージェントである『doda』で500件以上、また最大級の転職サイトである『リクナビNEXT』で570件以上、第二新卒など20代の転職に強い『マイナビジョブ20's』で400件以上となっています。
これは公開されている求人数だけですから、エージェントにはこの倍の求人が存在していると思っていいでしょう。
これだけの求人数があれば自分とあう企業文化の会社や、好条件の求人も簡単に見つかりそうですよね。
平均年収は400万円弱
また、給与条件も悪くありません。未経験の第二新卒であっても400万円近い年収を貰えるという求人が非常に多くなっています。
また、先ほど紹介したようにインセンティブ制度を導入している会社も多いので、入社1年目や2年目の給与例でもインセンティブ制度のおかげで800万円近い年収を得ることもあるようです。
また、インセンティブ制度の比重が大きい会社では最初の給与が300万円台前半でも30代で1000万円に達するというケースもありますから長い目でみて求人を選ぶとよいでしょう。
地方でも必ず転職できる
また、全国レベルの求人数が多い、どんな会社でも必要とされるポジションといったことから地方の求人も多いのが営業職の特徴です。
もちろん東京などの大都市圏にしか対応していない転職サイトやエージェントもありますが、『doda』や『リクナビNEXT』では地方でも200件ちかい求人が掲載されているので地方での転職を希望している第二新卒の方には営業職はおすすめの職種と言えます。
営業職に求められている人物像やスキル
それでは続いて転職活動をする際に注意したい、企業が求めている人物像やスキルについて紹介していきます。もちろん第二新卒としての採用であれば即戦力としてどんどん契約をとるといった成果を期待されていることはないでしょう。
しかしこれから社員として成長していってもらって欲しいと思われているのもまた事実です。第二新卒歓迎の営業求人を掲載している企業はどのような人材を求めているのでしょうか。
お客様第一という姿勢
どんな相手の営業であろうと、客商売であるということはどの求人でも共通していることですよね。優れた営業マンにお客様第一の姿勢は必須です。
第二新卒の採用で採用担当者がもっとも気にかけているのは、今度は会社に定着してくれるだろうかというポイントです。ですから応募者が営業の素質があるかどうか見極めています。
面接などの際にそうしたお客様第一の姿勢をアピールできると転職もスムーズに進でしょう。実際に掲載されている求人にも「お客様の幸せを本気で叶える会社で働きたい方」といった人物像が求められていました。
試行錯誤してきた経験があると有利
また、営業職の適性としてアピールしたいのが試行錯誤してきた経験です。
営業は人とのコミュニケーションです。自分のキャラクターや相手の好みなどが違うことを考えると相手に受け入れられやすい営業方法に成功法はありません。試行錯誤してよりよい提案を検討できるかどうかが営業職の一つの素養となります。
そういった努力の経験は採用する企業が高く評価するポイントとなるでしょう。
積極性や粘り強さなど熱意も忘れずに
企業が第二新卒を採用する際に一番気にしているのが、しっかりと会社に馴染んでもらえるかどうかです。一度会社を辞めてしまったという過去を持つ人材なわけですから、この会社では積極的に働いてもらえるかどうか企業も心配しています。
実際の求人を見てみると、「継続して物事に取り組める方」や「業務に対して積極的な姿勢をお持ちの方」などといった人物像を望んでいることが多いです。
第二新卒歓迎ということは、企業はこれからその人材を育てようという考えを持っているということです。自分が教育すれば伸びる人間だと示すことはとても重要です。
面接などを通じてしっかりとこの点を伝えられるといい転職ができるでしょう。
営業に近い経験もアピールしよう
もちろん営業未経験でも採用されるのが第二新卒歓迎の魅力です。しかし、まったく売り込みや社外の人と交渉経験がないとなると営業に向いている人材がどうかの判断が難しくなります。
学生時代の経験でもいいので社外の人との交渉経験などがあると営業職として働く素養があるとうまく示せるでしょう。
ウソはいけませんが、うまくそういった経験を盛れるといいですね。
第二新卒として営業職に挑戦しよう!
営業職といえば昔から企業の花形と呼ばれ注目の集まる仕事でした。近年は女性の労働環境やインセンティブ制度の導入など自分の希望に合った様々なキャリアパスが築けるようになっています。
第二新卒としての転職できる今のうちに新しい営業としてのキャリアに挑戦しましょう!