第二新卒の転職で建設業界を目指そう! 2018.04.12
せっかく転職するなら今とは全く違う業界に挑戦したいと考えている第二新卒の方も多いのではないでしょうか。
このページでは第二新卒の業界リサーチの手助けとなるよう、建設業界の第二新卒転職事情を徹底解説していきます。
第二新卒が建設業界を目指すメリットや求人の特徴、求められている人物像、転職を成功させる秘訣などこのページを読めば第二新卒の建設業界への転職が成功すること間違いなしです。
第二新卒が建設業界を目指すメリットとは
建設業界と聞くと、「大林組」や「鹿島建設」と言った大手ゼネコンを思い浮かべる人も多いと思いますが、それ以外にも一般家庭の住宅を建設している工務店や、リフォームに特化した工務店なども建設業界に含まれます。まずは、そもそも第二新卒がそんな建設業界を目指すメリットやデメリットにはどんなものがあるのかご紹介していきたいと思います。
未経験歓迎の求人が多い!
まず、なんと言っても未経験者歓迎の求人が多く第二新卒でも挑戦しやすいというのが建設業界を目指す一番の魅力です。
人手不足が深刻な業界と言われていて、そのため第二新卒も含めて未経験でも若い人材を多く雇いたいと考えている企業が多いようです。また、そうした企業ではしっかりと新人教育の仕組みを整えていることも多いので、転職後スキルを蓄えていける業界といえるでしょう。
成果が見える仕事
第二新卒の方の中には、自分の現職が社会の役に立っているのか分からない、自分が関わった製品やサービスがどのように役立っているのか分からないと感じている人も一定数いると思います。
建設業界は自分が作ったものが直に分かる仕事です。仕事の達成感ややりがいを強く感じられるので魅力的な業界と言えます。
業界全体は縮小傾向なので注意
唯一のデメリットとしては、業界全体が縮小傾向にあるということです。特に、オリンピックによって生み出されている特需が一巡してしまうと、受注量が大幅に減ると考えられています。
また、人口も減少していくなかで一般住宅の需要も今後縮小していくことが考えられます。最近話題になっているリノベーションに特化した工務店など成長株のベンチャーもありますが、多くの建設関連企業は今よりも厳しい状況になることが予想されます。
第二新卒の方にとってこれからの会社・業界の動向は気になるポイントですから、中長期の経営戦略をしっかり聞いて転職先を決めたいですね。
第二新卒歓迎の建設業界求人の特徴
それでは次に、実際に転職サイトなどに掲載されている第二新卒歓迎の建設業界求人の特徴などをご紹介していきます。
他の業界と比べても非常に豊富な求人数
やはり人手不足ということもあり、他業界と比べても非常に多くの求人が募集されています。具体的には、『doda』に210件以上、『リクナビNEXT』で220件以上、『マイナビジョブ20's』で60件程度の第二新卒歓迎の建設業界求人が公開されています。
これは公開求人だけでの数字ですから、エージェントなどはこの数倍の非公開求人を扱っていると予想できます。これだけ多くの求人があれば、自分と合う会社を見つけるのも簡単そうですよね。
平均年収は400万円程度
未経験の第二新卒としての採用であれば、350万円程度から400万円程度が一般的な給与ですから十分な平均年収といえるでしょう。
ただ、建設業界ではインセンティブ制度といった成果報酬を導入している会社も多いので、頑張ったら頑張った分だけ評価されるのはもちろん、平均以上の年収を目指していくことも難しくないでしょう。
収入を上げたいと考えている第二新卒にもおすすめできる業界と言えます。
全国区で転職ができる!
また、建設業界の魅力は地方都市も含めて全国で転職をすることができるという点です。地方でも住宅需要やプラント建設需要はありますから、全国で求人が掲載されているのです。
IT業界や印刷業界など東京などの首都圏に集中している業界も多いですから、地方での転職を希望している第二新卒にはとても嬉しい特徴ですね。
建設業界で成功する第二新卒はこんな人
勤務地の豊富さや仕事のやりがいなど、そして求人数の多さなど建設業界は第二新卒にとって魅力的な業界であることがわかったところで続いてどんな第二新卒の方が建設業界で求められているのか、適性や求められる人物像を詳しくご紹介していきたいと思います。
責任のあるポジションが好きな人
規模の大小はあっても、建設関連の会社では下請けや仕入先、元請けなど多くの他社の人と調整しながら仕事を進めていくことになります。
そして、建設会社はそうした多くの会社や働いている人を統率する立場になります。コミュニケーション能力やスケジューリング能力、こつこつと積み上げていくタイプの仕事ができるといった能力があると活躍できるのです。
そしてそうした能力の中でも何よりも大切になってくるのが責任感をもってリーダーシップを発揮していけるかという点です。
そして、そういった能力をもった方は、建設業界でもいち早く出世していけるでしょう。
専門知識を学んでいく姿勢
向上心や学習意欲というのはどんな業界・職種であっても第二新卒にとって大切なポイントです。しかし、建設業界では一段とそうした学習姿勢が必要とされます。
建設業界でスキルを得るということは施工管理技士の資格や建築士の資格を将来的に取得していくことになります。専門知識をしっかりと蓄えて、国家資格を取っていくほどの学習意欲がある人が建設業界に向いているといえるでしょう。
建設業界への第二新卒転職を成功させる秘訣
実際に建設業界を目指すならどんなことに注意して転職活動をしたらよいのでしょうか。続いて、第二新卒が建設業界への転職を成功させる秘訣を2つご紹介したいと思います。
成長株ベンチャーがおすすめ
大手ゼネコンに入りたい!と考えている第二新卒の方も多いと思います。しかし、今回はあえてそうしたゼネコンではなくベンチャーをおすすめしたいと思います。
やはり大手ゼネコンは知名度も高いだけあって、狭い枠で争うことになります。厳しい戦いになるということです。
また、デメリットでご紹介したとおり、熾烈な競争を突破しても今後数年でゼネコンの業績が悪化する可能性も高いのです。
正直言ってあまり賢い選択とは言えないでしょう。ですから、しっかりとした成長戦略のある建設関連のベンチャー企業を目指したほうが、積極的に中途採用をしていますし転職に成功する可能性が高いでしょう。
建設業界に強い転職エージェントを利用しよう。
転職を成功させるためには自分の志望業界にあった転職サイトを利用するのも大切ですよね。建設業界に特化したタイプの転職サイトもありますが、そうしたサイトは資格や経験を前提としている場合が多いので第二新卒のみなさんにはおすすめできません。
また、第二新卒に特化した転職サイトなどもあまり建設業界に強くない傾向にあります。『doda』や『リクナビNEXT』といった総合系転職サイト・エージェントに登録するのがおすすめです。
第二新卒として建設業界に転職しよう
第二新卒にとって建設業界が魅力的な業界の一つであるということはお分かりいただけたでしょうか。
人手不足が深刻業界ですから、今回ご紹介した業界のデメリットや適性、転職を成功させる秘訣を抑えながら転職活動を進めていけばスムーズに建設関連企業に採用されることも難しくないでしょう。
第二新卒のみなさんが新しいキャリアに挑戦できることを願っています。