アパレル業界が第二新卒の転職におすすめの理由とは

2018.04.27

まずは、第二新卒の方がアパレル業界を目指す魅力からお伝えしたいと思います。

未経験でも大丈夫

アパレル業界のホワイトカラーと聞くとデザイナーをイメージして敷居が高い、未経験で目指せるのは小売りの販売だけだろうと思っている方もいるかもしれませんがそんなことはありません。

実際には、生産管理、在庫管理といった仕事や、プロモーション関連の仕事など多くの職種の求人がアパレル業界で募集されています。

ですから、美大やデザインの専門学校を出たオシャレな人ばかりが活躍している職場ということではありません。

第二新卒として未経験から挑戦してもしっかりとアパレル業界で活躍していくことは可能です。新しいキャリアを積む場所として魅力的な選択肢のひとつと言えます。

安定性がある業界！

次の仕事は長く続けていきたいと考えている第二新卒の方がほとんどだと思います。そういった方にとっては業界の安定性は大事なポイントですよね。

服は景気が悪くなっても消費があまり減らないということもあって、アパレル業界は安定性があると言われています。ここ10年以上、概ね9兆円程度の業界規模で安定しています。

百貨店やショッピングモールで見る小売りから、「ファーストリテイリング」のような世界的企業まで裾野が広いのもアパレル業界の魅力です。

第二新卒の方がアパレル業界を目指すのが、魅力的な選択肢であることが分かったところで、実際にアパレル業界にはどのような第二新卒歓迎求人が掲載されているのか、求人動向をご紹介したいと思います。

求人数は多くない？

業界が大きいというわけではないので、求人数も非常に多いというわけではないようです。実際に転職サイトを見てみると『doda』で40件以上、『マイナビジョブ20's』で20件以上など一定の求人数がありますが、他の業界と比べると少ない印象です。

しかし、アパレル業界最大手である「ファーストリテイリング」のブランド「ユニクロ」では、新卒一括採用ではなく流動的な自由度の高い採用をしているということもあるなど、「第二新卒歓迎」と銘打っていなくても実際には転職できるということも増えてきました。

第二新卒がアパレル業界を目指すのは決して狭き門ではありません。何よりも目指している人の絶対数が少ないので、競争率はあまり高くないと言えるでしょう。

平均年収は350万円程度

アパレル業界は安月給というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際には300万円～400万円の年収例を提示する求人が多くなっています。

未経験からの転職ということを考えればまずまずの年収と言えるのではないでしょうか。

小売りのほうが、年収例が低い傾向にありますが、歩合がつくということも多いので実際にはあまり大差がないでしょう。

また、大手アパレルメーカーや高価格品を扱う会社は年収が高い傾向にあります。転職エージェントに登録すれば公開求人では見つけられなかったような好条件求人と出会える可能性も高いでしょう。

地方でも求人が掲載されている！

また、アパレル求人のうれしい特徴は、地方も含めて全国で転職が可能という点です。小売りは全国に展開されているので地方でも転職できるというのが理由の一つです。

もう一つ嬉しい特徴は、関西に本社を構えている企業が多いということです。大阪などは繊維産業が盛んで、中堅どころのアパレルメーカーで関西に本社を持っているというケースも多くなっています。

本社勤務のほうが年収は高くなりますから、全国で転職できるだけでなく地方でも高収入を目指せる業界ということです。関西にお住まいの第二新卒の方にはおすすめできます。

つぎに、実際の求人に掲載されている求められている人物像などからアパレル業界への転職が成功するのはどんな第二新卒なのかその特徴をご紹介していきたいと思います。

小売りならゆっくり丁寧な接客が好きな人

アパレル業界と言っても、売る人と作る人では求められている人物像が異なっているということがあるので、まずは小売りを目指すならどんな第二新卒がいいのかご紹介します。

ZOZOTOWNなどを利用している人も多いと思いますが、アパレル業界の最近のトレンドはネット販売の拡大です。小売りはただ服を買うところではなくてコーディネートしてくれたり、相談に乗ってくれたりするなど接客を重視したところに変わりつつあります。

ですから、お客さんとゆっくり丁寧に接することが小売りには求められているというわけです。小売りを目指すならそうした接客が好きな第二新卒の方が適性ありと言えるでしょう。

英語ができると出世候補？

次にアパレルメーカーで成功できる第二新卒の特徴をご紹介したいと思います。

ユニクロが世界展開していたり、海外のアパレルブランドが日本に展開していたりというケースも多いですよね。実際に、『doda』には「DIESEL」の求人が掲載されています。

このようにアパレルメーカーは世界展開しているというケースが多いので、英語が使えると出世の道が開くということも多いようです。

実際に、求人のなかで英語が使えればアジア拠点などで活躍できますと紹介しているケースもありました。英語が堪能な第二新卒の方であれば、アパレルメーカーはスキルを活かせる職場となるかもしれませんね。

いかがだったでしょうか。ご紹介してきたようにアパレル業界は第二新卒の方にとって魅力的な転職先の一つです。自分にあった転職エージェントを活用すれば、新しいキャリアをスムーズに始めることも難しくないでしょう。