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第二新卒にベンチャー企業転職のすすめ

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会議する若者

第二新卒として転職を考える時、ベンチャーにするかそれとも創業から時間のたった企業にするかという点で悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は転職事情や適性、転職を成功させる注意点など第二新卒のベンチャーへの転職について詳しくご紹介します。

ベンチャー企業は第二新卒を歓迎しているってホント?

まずは、ベンチャー企業が第二新卒を積極的に採用しているのかどうかという転職事情をご紹介します。

ベンチャーの採用は柔軟

決まった定員や新卒一括採用が安定して機能している創業から時間のたっている企業と比べてベンチャー企業は中途採用や第二新卒採用など新卒一括採用以外の採用を柔軟に行っているのが特徴です。

特に、成長期にある会社であれば人手を増やしていくなかで4月でなくてもすぐ入社できる人材に注目するのは当然と言えます。

そのため、第二新卒歓迎や未経験者歓迎という求人にはベンチャー企業が掲載しているものが多くあります。

また、経験を活かして次のキャリアに進むという離職者も多いですから、必然的に採用も柔軟になっているのです。

同期入社という概念が支配的でないということは第二新卒の方が入社後人間関係を築いていくためにもありがたい特徴と言えます。

社会人経験があるのも歓迎される理由

メガベンチャーと呼ばれるようなすでに成長した若い企業であれば新人研修も充実していますが、若くかつ規模の小さい会社であればなかなか新人研修などもお金を使って大規模には行えない実情があります。

ですから第二新卒の特徴である社会人経験や最低限のビジネススキルはベンチャー企業に魅力的に見えるわけです。

そのため、第二新卒が人材として歓迎されるという理由もあるようです。

ベンチャー企業に向いている人はこんな人

転職事情は非常に良いことが分かりましたが、それではベンチャー企業を目指すべき第二新卒の人はどんな人なのか説明していきたいと思います。

転職してみてから後悔するということがないように適性はしっかり知っておきたいですよね。

安定性よりも可能性で選ぶ人

当然ですが、優良中堅企業や大企業と比べると安定性や福利厚生が劣るというのも事実です。カード審査であったり周りからの評価であったりは期待できません。

また、全てのベンチャー企業が成功するわけではありませんから事業規模が小さいからこそ倒産の危機に襲われる可能性も高くなります。リスクも大きいと言えるのです。

一方で、会社の成長や自分の働き次第で待遇もスキルも大きく伸ばせる可能性があるのも特徴です。

ベンチャー企業の掲載している第二新卒歓迎求人の多くが業績賞与やインセンティブ報酬を年収決定の仕組みに取り込んでいます。今の会社よりの結果を出せば出した分だけ評価されるのです。

1からはじめるのが好きな人

事業拡大中であることも多いですから、新しいプロジェクトに1から参加できるのもベンチャー企業ならではの特徴と言えるでしょう。

人が少ない分、裁量権が大きく自分の考えたものをかたちにできると言われることも多いです。一方で、自分で雑用も含めて幅広く業務をこなさなければならないし、会社が小さければ予算という観点での自由度は低い。

一長一短の特徴ではありますが、第二新卒である20代前半でも1からプロジェクトに影響を与えられる立場で関われるのは会社が若いからこその魅力です。

自分の力を試してみたい人

それまで新卒採用者を研修してきた実績のある企業と比べて、ベンチャー企業では仕事のノウハウが明文化されておらずそして研修も整っていないことが多いです。

そうした中で、OJTではなく自分で考えて知識やスキルを得ていく自信のある人がベンチャー企業に向いていると言えるでしょう。

また、先ほど紹介したとおり評価制度も柔軟になっていることが多いですから自分の力を試してみたい第二新卒には魅力的な転職先と言えるのではないでしょうか。

2018.02.06
第二新卒は中小企業に採用されやすいです。その理由や第二新卒からみた中小企業特有の魅力について徹底的に解説しています。

第二新卒がベンチャー転職を成功させる方法とは

向き不向きが分かったところで、次に転職を成功させるため第二新卒がベンチャー企業を目指すなら注意しておきたいことをご紹介します。

会社選びが一番重要

まずは、一番注意したいのがどの会社に応募するかというポイントです。リスクを考えれば少なくとも10年程度は安泰と思える事業モデルであるかどうかが大事になってきますよね。

全く新しいビジネスに挑戦しているという場合はあまりリサーチもできませんが、すでに競合が存在している事業モデルならその業界での立ち位置など下調べは丁寧にしたいです。

また、実際の会社の事情を知るのも大切です。求人情報には聞こえのいい情報が並んでいるということもありますから、会社や労働環境の実態は分かりにくいですよね。

実際に求人を掲載している会社に出向いている転職エージェントなどであれば、会社の実情を知ることができますから利用するとミスマッチや転職の失敗を避けられますね。

面接対策をすれば大丈夫

最初に紹介したように、積極的に第二新卒を採用しているベンチャーも多いので、行きたい会社が決まれば転職活動そのものはさほど厳しいものではないでしょう。

ただ、注意しておきたいのはそうした若い会社では人事を専門に担当している社員などはおらず社長であったり実際に一緒に働くことになる部長であったりが面接、採用にあたる可能性も高いということです。

ですから、面接の質問にしても履歴書の見られ方にしても会社ごとで大きく違ってくるということも多いです。

そうした人事のプロではない人が行う採用の場合、求人情報などを読み込んで相手が求めている人物像をしっかりと確認しておくとスムーズに採用されることができるでしょう。

第二新卒としてベンチャー企業に転職しよう!

ベンチャーへの転職はリスクもありますが、可能性や面白さといったことから魅力的に感じている人も多いと思います。

第二新卒は歓迎されていますから自分は向いていると感じた方は、迷わず転職を進めていくといいのではないでしょうか。

第二新卒としての転職を成功させて新しい会社でみなさんが活躍できることを願っています。

2018.01.31
年収アップを目指して転職を行う第二新卒の方へ。第二新卒からの転職で大手企業といった高収入求人への転職は可能であるかどうかを紹介していきます。

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