TOP > 知っておきたい基本情報 > 第二新卒なら未経験OK!異業種・異業界に挑戦できる理由

第二新卒なら未経験OK!異業種・異業界に挑戦できる理由

このエントリーをはてなブックマークに追加
歩く男性

転職はスキルがいると思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。第二新卒なら全く新しいキャリアに挑戦できると言われても、全くの未経験から異業種・異業界に転職するのは難しいだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、第二新卒の方が全く業界も職種も違う仕事に転職することは可能なのか、また未経験から新しいキャリアに挑戦するなら注意したい点などを詳しくご紹介します。

第二新卒なら未経験でも歓迎される理由

スキルを積んでいない人の転職は難しいというイメージは一般的な中途採用であれば間違いありません。

それではなぜ第二新卒の転職では未経験でも歓迎されるのでしょうか。まずはその理由からご紹介します。

これからスキルを身に着けていけばいいから

第二新卒が即戦力となれるようなスキルを身につけていなくてもいい最大の理由はこれからスキルを蓄えていくことが期待されているからです。

だからこそ第二新卒には年齢制限があるわけです。前の会社の企業風土に染まりきっていない、これからスキルを付けても十分その後のキャリアが長いという点、つまり若さが企業にとって魅力的なのです。そのため第二新卒なら未経験者でも歓迎されているのです。

人手不足が勢いを加速している

また、人手不足もその勢いを高めているようです。有効求人倍率がバブル期を超える水準となるなど数十年ぶりの好景気となっており、企業も人材を集めるのに苦労しているという実情があります。

また、新卒として採用された人の定着率が低下し、就職してから3年以内に離職する人は3割を超えるといわれています。そうした人材獲得の難しさ、雇っても辞めてしまうという現状から、第二新卒というカテゴリーに注目が集まっているのです。

企業もポテンシャルややる気を見ている

これまで紹介してきた理由から第二新卒は新卒同様、ポテンシャル重視の採用ということも抑えておきたいですね。

第二新卒が注目されるもう一つの理由は社会経験を積んでいるため最低限の社会人としてのマナーを期待できるという点です。スキルはないけれど新人研修などはしなくてもよいからすぐに会社に必要なスキルの教育をすることができるというのが、企業が第二新卒に対して抱いているイメージなのです。

実際に大手転職エージェントが実施した企業へのアンケートでは、入社意欲などを主な評価の基準としているとした企業が多く、やる気次第で未経験の業界にもチャレンジできるといういうことがお分かりいただけるでしょう。

新卒の採用枠に第二新卒を含める企業も

また、新卒一括採用もだんだんとフレキシブルになってきています。

有名な大手企業でも4月入社の新卒採用の対象を卒業から3年以内や27歳以下といった条件にする会社が増えてきています。

これまで就業経験のない新卒と同じ枠で採用されるわけですから、当然未経験大歓迎の採用と言えます。

現実的には異業種転職は難しい?

第二新卒なら未経験歓迎と言ったって、現実はそう甘くないだろうと疑っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、第二新卒の異業種への転職が難しいのかどうかという点についてもっと詳しく、具体的にご紹介したいと思います。

確かに同業他社は第二新卒転職でも有利

スキルを見られない、ポテンシャル採用と言われることも多い第二新卒の転職ですが、少ない前職での経験が評価されることもあるようです。

それは、実務経験があればそれだけ自分の適性なども的確にアピールすることができますし、会社に定着してくれる将来像も想像しやすいということがあり企業としても採用しやすいからです。

このため異業種への転職は比較的難しくなるようです。

異業種に転職できる限られたチャンス

確かに異業種への転職は簡単ではありません、しかし第二新卒は大幅な年収ダウンなどなく異業種に挑戦できる唯一の機会とも言えます。

30代になり経験やスキルを前提とした中途採用になれば、異業種への転職はさらに難しくなります。もちろん異業種とは言ってもよくあるスキルアップ転職のパターンもあります。

しかし、一般的には30代での異業種転職は無理だと感じるほど難しいのです。そうした状況と比べれば第二新卒としての異業種への転職は比較的簡単と言えるでしょう。

もし今の仕事が向いていない楽しくないと感じるのであれば第二新卒として転職できる間に他の業種に変えたほうがいいかもしれませんね。

業種か職種どちらかを変えないのがおすすめ

異業種への転職は難しいと紹介してきましたが、業種と業界それぞれで考えるとより具体的な転職事情が分かります。

少しでも経験があると有利

もちろん同業種・同職種の経験を持った第二新卒がいればそれは魅力的に映ると思いますが、そうした人材の数は限られていますよね。

人材不足を背景に第二新卒を歓迎する傾向が高まっているということもあり、異業種でも同業界であったり、異業界でも同職種であったりすれば有利に転職を進められる可能性が高いです。

例えば、営業職と企画職で違っても同じ出版業界なら仕事に対するイメージもしやすいですし、働きやすいですよね。

確かにスキルはあれば評価されますが、あくまでも第二新卒はポテンシャル採用という側面もありますから少しでも新しい業務への適性を感じられれば採用されることも難しくありません。

変えるべきところだけ変えよう。

現職に嫌気がさしているという人もいると思いますが、自分が嫌なものを明らかにして、むやみに業界職種を変えないほうが転職はうまくいくでしょう。

職種か業界のどちらかが変わり、会社も変われば労働環境も大きく変わりますから、異業種・異業界に固執する必要はあまりないですよ。

全くの未経験ではなく、ある程度働いている場面を想像できる仕事であれば年収UPも狙えるのが第二新卒転職の特徴です。

コンサルや金融など高待遇な求人ほど前職での経験を求めるケースが多いです。例えば、人間関係が嫌で辞めるという方は、少しでも前職の経験を活かせる転職を目指すのが賢い選択といえるでしょう。

完全な未経験で転職したいなら注意したいポイント

これまで完全に未経験で異業種・異業界への転職を成功させるのはやはり難しい側面もあると紹介してきました。しかし、異業種・異業界に挑戦できるのも第二新卒だけですからやはり挑戦したいという方もいらっしゃいますよね。

次に、そういった方に向けて業種も業界が違っても未経験から第二新卒としての転職を成功させるために注意したいポイントについてご紹介します。

まずは業界選びが大切

業界によって人手不足の深刻さが違いますし、新卒で入社した人たちの離職率も業界によって違いますから、まずは業界ごとの転職事情を知ることが大切です。

例えば業界の成長が著しいIT業界などでは異業種・異業界出身の完全な未経験者でも歓迎されることが多いようです。

このように、転職しやすい業界を選べば難しいと言われる異業種・異業界からの転職を成功させることも難しくないでしょう。

志望動機も要注意

また、それまでの経験を捨ててでも異業種への挑戦をするという理由を明確にしなければならないです。

そうでないと、ただ憧れているだけで甘い、舐めていると思われてしまいかねません。ですから、志望動機が転職の成功を左右するのです。

未経験であっても、この人ならこの会社で成長していってくれるだろうと採用担当者に思ってもらえるようにしなければなりません。

そのためには、しっかりと将来像を考えていることや、学習意欲が高いこともアピールしたいです。

そして、会社への志望動機をはっきりと伝えればまったくの未経験からでも第二新卒として採用されることができるでしょう。

2017.09.08
第二新卒の転職は簡単にはいかないと思っている方も多いでしょう。今回は第二新卒の転職が成功する難しさから、転職を簡単に成功させる方法・やり方を詳しくご紹介します。

未経験でも大丈夫!異業種・異業界に挑戦しよう

確かに難しい側面もありますが、全くの未経験から異業種・異業界に挑戦できるのも第二新卒だからこその魅力です。

みなさんが、新しいキャリアを始められることを願っています。

2018.02.08
第二新卒の正社員転職を有利に進める方法や、知っておくべき注意点を、3分で読めるようにしっかりまとめてあります。

関連する他の記事

福岡で働きたい第二新卒必見!第二新卒の転職事情
福岡で転職するかどうか検討している第二新卒の方に向けて、転職事情や第二新卒が福岡での転職を成功させ…
第二新卒の面接では転職理由の伝え方が大切!どう伝えればいいの?
第二新卒の方が面接で必ず聞かれる「転職理由」を考えるのは難しいですよね。面接突破に向けて、アピール…
第二新卒の転職に有利となる資格とその活かし方とは
第二新卒の方が転職を考える上で、有利となる資格とそれの上手い活かし方とはどのようなものかの説明をし…
フリーターが第二新卒として転職することってできるの?
フリーターを脱して正社員として働きたいと思っている方へ。みなさんが第二新卒として企業に採用されるこ…
ページ上部に戻る