第二新卒が社内SEに転職するにはリクルートエージェント 2017.11.24
新卒でSEとして入社したものの、終わりの見えない残業や精神的な逼迫感によって心と体の余裕がなくなっているあなた。転職を強く考えつつも、せっかく苦労して磨いた技術は手放したくない…そんな思いがあるかと思います。
SEとしての素地を活かしつつ規則的に働ける仕事と言えば社内SE。各企業の社内システムの運営を担う、ヘルプデスクのような仕事です。技術を通じて企業全体の動向に関われることから、やりがいも感じやすくなっています。
今回はリクルートエージェントを利用して元SEが社内SEに転職するメリットについてお伝えします。
社内SEのメリット・デメリット
そもそも社内SEって?定義をおさらい!
社内SEとは自社の情報システムを管理・運営するシステムエンジニアの一種。仕事を円滑に行うために、情報の管理・収集を行うシステムの構築と保全やPOSシステム(販売時点情報管理)を担います。
企業内部の問題を情報システムで解決するなんでも屋の側面を持ち、社内のヘルプデスクとして他の社員とも関わりがあります。また複雑なシステムを新しく立ち上げる場合は外部のSEに委託発注することも。SEのなかではかなり上流に位置するポジションだと言えます。
社内SEのメリット
SIerに所属するSEとの大きな違いはやはり安定した勤務体制。派遣による出向業務が多いSIerであれば、出向先の都合に合わせて体力的に厳しいシフトや急な業務転換を強いられることも珍しくありません。SEの需要が多いわりに転職が常態化している理由には、このようにSEを取り巻く過酷な労働環境が大きな位置を占めています。
一方で、社内SEはひとつの企業に所属して内部課題を解決していきます。時間をかけながら自分のペースで知識を吸収できる社内SEは、いまのSEとしての自分に不満を持っている第二新卒にも非常にオススメです。
社内SEのデメリット
社内SEはいわゆる「縁の下の力持ち」のポジションです。社内システムの運営・点検は確かに重要な業務ですが、売上には社員を通じて間接的に関与するに留まります。エラーが起きればマイナスと看做されるわりに、社内システムは「きちんと稼働している状況」がデフォルトであるためプラスに評価されることが難しい仕事です。
リクルートエージェントの特色
全国展開のエージェント
地方での社内SE転職を目指す第二新卒には特化型のエージェントよりもリクルートエージェントがオススメです。
理由としては、やはり広範な募集地域。リクルートエージェントは日本最大の人材支援サービス・リクルートグループが運営する転職用エージェントサービスです。専門エージェントは事業規模が小さいため大都市圏での募集がほとんどですが、リクルートエージェントであればUターン・Iターンでの就活にも可能性があります。
家庭の事情や金銭的な都合から地元での転職を目指している第二新卒生には、専門型エージェントよりもリクルートエージェントの方がより条件に合った求人が見つかるかもしれません。
専門エージェントとの併用がオススメ
一方で、専門エージェントにも一定の強みがあります。数ある職種のなかでもSEは専門知識が多く求められるため、総合型であるリクルートエージェントでは専門性の高い要望まで必ず応えられるとは限りません。
社内SEを目指す第二新卒生はリクルートエージェントと専門エージェントを並行して登録することで、満足度の高い量×質を実現できるでしょう。
社内SEになりたい第二新卒に求められるもの
課題解決力
第二新卒性に求められるものはスキルや技術ではなく業務へのやる気と企業に対する熱意です。社内SEに限らず、企業は1~2年という短い期間で培った未発達の技術より「慣れないことにどう取り組んできたか」という姿勢を重視します。
例えばプログラミング言語。SEとして就職した新卒生のなかには、社会に出てから初めてプログラミング言語に触れたという人も多いでしょう。初めて取り組む課題に対してどのように把握し勉強したのかという経緯や意図を伝えると、人事にもあなたの人となりがよく伝わるでしょう。
説明する力
SEの仕事に深く関わる専門用語をSE外の人に噛み砕いて説明する能力です。社内SEの業務は、多くの場合システム運営に詳しくない人たちから依頼されます。依頼内容とその結果をなるべく一般的な言葉で説明できるようになれば、専門外の人々からも信頼を勝ち取ることができるでしょう。
特に、非IT業界の人事担当者は専門用語があまりわからない人もいます。面接の時点から説明力をアピールできれば、転職したあともあなたを支える武器になるでしょう。
話しかけやすさ
上記の説明力に繋がりますが、社内のメンバーとうまく馴染むための要素が「話しかけやすさ、フレンドリーさ」です。再三繰り返した通り、社内SEとは専門的な知識があまりない社内の人々に対しシステムの運営・構築で貢献する仕事です。相談のしやすい社内SEであれば、1人では目の届かない些細なバグも報告してもらえるかもしれません。
必須能力ではありませんが、円滑なコミュニケーションと働きやすい環境を作り上げるためにはあって損はないスキルだと言えます。