第二新卒の「困った!」を解決する!転職相談のススメ 2017.10.13
転職を決めた第二新卒者のみなさんにはいくつもの困難が立ちはだかります。
「転職とか初めてだからどう動けばいいかわからない…」
「久しぶりだから応募書類の書き方忘れちゃった!」
「そもそも自分に合った求人の探し方って…?」
悩みから解放されるために転職したはずなのに、やっぱりいろいろなことに悩んでしまう。
だけどご安心ください、わからないことはプロに聞けばいいのです。このページでは、第二新卒が利用できる相談所・紹介窓口を、メリット・デメリットの両面からお伝えします。
相談するならやっぱりプロへ!「転職エージェント」
相談者に合った求人を的確に紹介してくれる転職エージェントは、近年特に人気が高まっています。
大手の転職サイトを運営するマイナビ・リクナビの他にも、第二新卒者や特定業種をターゲットとしたニッチなエージェントも多数。
あなたに合った求人のために、まずはあなたに合った転職エージェントを探してみましょう。
転職エージェントのメリット
エージェントは主に「公開・非公開求人のなかから相談者に適した仕事のオファー」「自己PRや応募書類を含めた面接対策」といった面からあなたをサポートします。
エージェントとは「代理人」を意味します。すなわち、第二新卒者が現在の仕事に追われている間にもエージェントは好物件の求人情報を収集してあなた向けに準備を整えてくれます。
転職が初めてだったり、前職の都合で平日に時間が取れなかったりする第二新卒者にとって、上記のサービスは時間的な負荷だけでなく精神的な負担も軽くしてくれるでしょう。
転職エージェントのデメリット
一見非常に魅力的に思える転職エージェントですが、もちろん利用上の注意も存在します。ひとつは、求人紹介や面接対策の効果がエージェント本人の技能に依る点です。
相談者ひとりひとりに向き合える敏腕エージェントに運よく巡り合えばいいですが、仕事(つまりあなたへのサポート)に対して消極的なエージェントと契約した場合はどうでしょう。
ひどい場合なら、転職エージェントはあなたの転職活動を応援するどころかむしろ妨害になるかもしれません。
リスクを理解してリターンを取るなら転職エージェント
転職エージェントは1対1のきめ細やかな相談が他のサービスにない強烈な魅力です。
しかし、言い換えれば、あなたの就職活動がエージェントという他人に大きく依存することになります。
うまく利用するか、それとも引きずられてしまうかはあなた次第。
自分の要望をしっかり伝えていく積極性が肝心です。
転職の悩みを直接解決!「転職セミナー・イベント」
大規模ブースを借り切って行われる転職セミナーやイベントは、実際に企業で働く社員と顔を合わせられる点が持ち味です。
中途採用に対して説明会を設けている企業は少ないため、いくつかの企業説明会がまとめて聞ける転職イベントは第二新卒者にとって非常にオトクな機会と言えるでしょう。
転職セミナー、イベントのメリット
転職セミナー、イベントの最も大きなメリットは、上記にもあるように第二新卒を始めとした中途採用では貴重な企業説明会を複数社いっぺんに聞ける点です。
採用担当者の人柄や雰囲気からいち早くマッチングを始めることが可能です。
説明会だけでなく、大規模なイベントでは応募書類の書き方や転職にまつわる悩みを相談できるコーナーが設けられているため、仮にめぼしい企業と出会えなかったとしても得るものがあるところは嬉しい点ですね。
転職セミナー、イベントのデメリット
デメリットとしては、開催日程や参加企業が限られる点にあります。
転職イベントは基本的に週末に開催しますが、自分の行動範囲内に興味のある企業が参加しているとは限りません。
言い換えれば、出会いの機会がわりあい運に左右されてしまうということになります。
行きたい企業が参加しているなら転職イベント
転職イベントの魅力は会社の窓口とも言える採用担当者と生のやりとりができる点にあります。しかし、興味のある業種や企業がいない場合、かけた労力に見合うリターンがあるとはあまり言えないでしょう。
転職イベントに興味がある場合、事前に話を伺いたい企業がいるか・アドバイザーに相談したい内容はあるかリサーチを行い、最大の効果が望めるよう質問内容を整理したうえで臨むべきでしょう。
初めての転職の強い味方!?「ハローワーク」
いまどき就職するならまずサイト登録、そうでもなければエージェントを選ぶ人にこそ、ハローワークはおすすめです。
「でも、ハローワークってオジサンが大半でしょ?」
「なんだか雰囲気が暗そうで気が滅入る…」
いやいや、実は案外、第二新卒の要望に合った求人が眠っているかもしれません。
ハローワークのメリット
数ある求人紹介所において、ハローワークにしかない特徴といえばやはり国が運営している点にあります。
全国に相談所を展開しているため、実際に足を運んでアドバイザーと気軽に話せる環境は大きな魅力です。
また、掲載料を取らないことからブラック企業が多いのでは?という疑問もよく散見されますが、こちらに関しても心配はいりません。
日々求人票と向き合っているプロのアドバイザーの方々が注意点や福利厚生、応募書類の書き方までアドバイスをくれます。
特に紹介状を発行する際には目の前で直接企業に問い合わせてくれるため、本当に気になることがある場合はその場で担当者と話すことも可能です。
ハローワークのデメリット
ハローワークを利用するデメリットとしてはシステムが独特な点が挙げられます。ハローワークで発行できる求人票は専用のフォーマットで書かれており、見慣れた求人サイトにあるようなオフィスの写真や社員の声などは記載がありません。
また、紹介状を発行してもらった企業には基本的に応募書類を「郵送」することなど、他にない細かいルールがいくつかあります。慣れるまでにはコツが要るでしょう。
また、求人票と実際の職務のズレも問題です。
ハローワークには毎日膨大な量の求人票が届きます。
もちろん応募者に紹介する前にハローワーク側でも確認を行いますが、そのすべてが十全に行われているとは言い難い状況です。実際に自分の目で確認する手間がかかります。
じっくり腰を据えて転職するならハローワークへ
ハローワークの魅力は公共機関としての安定性と広範性にあります。
しかし、独自のルールに馴染むまで手間取る人が多いのも事実です。
転職したい業界・職種がしっかり決まっている場合は、アドバイザーと相談を重ねながら多くの求人を探せるハローワークがオススメです。
転職の不安を相談してすっきり解決!
本記事では、第二新卒者の転職を応援する相談スポットを3種類紹介しました。
当然ですがそれぞれに長所と短所があり、相談者の性格や状況によって適した利用法は違ってくるでしょう。
今回ご紹介した3つの窓口に限らず、自分の人脈も含めてバランスよく活かしながらよりよい転職に挑んでください。