第二新卒がマーケティング職に転職する時のポイント 2018.10.18
「マーケティング職」や「マーケター」といった響きはかっこいいですし、憧れている第二新卒の方も多いのではないでしょうか。
今回は、第二新卒から未経験でもマーケティングに転職できるのか、どんな求人があるのかなどマーケティングに興味を持っている第二新卒の方に役立つ情報をまとめていきたいと思います。
第二新卒がマーケティング職に転職する魅力とは
広告戦略を考えたり、市場分析をしたり、みなさんはマーケティングという言葉にどんなイメージを持っているでしょうか。
まずはマーケティング職とは具体的にどんな仕事なのかという点を解説しながら、第二新卒のみなさんにもおすすめできる転職先の選択肢であることをご紹介したいと思います。
マーケティングとはこんな仕事
マーケティング職の一番の仕事は売上を最大化するために広告はもちろん、商品戦略も含めて考えるところにあります。
既存製品の広告戦略を考えるのはもちろんですが、それだけではなく市場のニーズをしっかりと把握し新商品開発に対して助言していくというのも仕事の対象となるわけです。そのためには自社の商品に対する知識はもちろん、高い分析力や情報収集能力が必要になります。
求められるスキルも高いですが、自分が考えたことが売上はもちろん商品の姿にまで影響を与えるという仕事はスケールが大きく、やりがいが感じられるのではないでしょうか。
業界成長性も魅力
これから何十年と働いていく中で20代や30代前半の職歴は基礎として非常に大事ですよね。これから縮小していく業界よりも成長していく業界で学べたほうが将来のチャンスも大きいでしょう。
そういった長期目線が大事になってくる第二新卒の転職においてマーケティング職は非常に魅力的です。マーケティングの重要性が段々と理解され市場規模が拡大してきたのと同時に、近年ではWEB広告の爆発的な成長とともにデジタルチャンネルでのマーケティング戦略を考える市場が拡大していっています。
いま第二新卒としてマーケティング業界に転職することができれば、将来的にさらなる成長や給料アップなどを見込めるということです。
第二新卒歓迎のマーケティング求人ってあるの?
では次に、第二新卒歓迎のマーケティング求人の数や中身から、そもそも転職は可能なのか、転職後の働き方や給料などをご紹介していきます。
公開求人はほとんどない?
やはり高いスキルを必要としているということもあって第二新卒歓迎と明記されたマーケティング求人は少ないようです。
具体的には『doda』で20件程度、また最大級の転職サイトである『リクナビNEXT』で10件程度でした。
求人数が一つの売りでもあるこうした巨大転職サイトでも限られた求人数しかないので第二新卒にとって狭き門と言えます。
ただ、こうした人気の求人は非公開求人としてエージェントに登録されているのが常なので諦めるのは早いですよ。
筆者の知り合いでもデータ分析会社から広告会社のマーケターに第二新卒として転職した人などがいるので、スキルを活かせる仕事をしている人は転職も有利に進められるかもしれません。
年収は300万~1000万まで様々
また、会社やその人のスキル・成果によって大きく年収が異なるのもマーケティング職の特徴と言えます。スカウトサービスなどに登録してみて自分の市場価値を確かめてみると転職後の自分の姿も見えてきそうですね。
仕事の中身としては、CRMと呼ばれる顧客とのチャネルをいかに維持するかというマーケティングやWEB広告会社でのマーケティングといった求人が多いようです。
メーカーのマーケティング職はやはり経験を積んだ社内の人や、新卒であれば超優秀層が担っているのでしょう。経験のない第二新卒からいきなり転職することができなくても、まず業界で経験を積んでいくことが大切ですよ。
勤務地は基本首都圏
また、基本的には首都圏での求人しかないのもマーケティング職の特徴です。本社機能は首都圏に集まっていることが多く、マーケティング専門会社であってもそうでなくとも東京勤務となります。
地方で転職したいという第二新卒の方にはあまりおすすめできない職種かもしれません。
マーケティング職への転職が成功するのはこんな人
では次に、どんな第二新卒ならマーケティング職への転職を成功させられるのかという点をご紹介していきたいと思います。
第二新卒としての転職ですからもちろんポテンシャル採用という会社が多いのですが、それでも適性を測る上でスキルや人間性が問われるので要チェックです。
地道に数字と向き合える
マーケティングと聞くと華やかなイメージがありますが、広告業界のいわゆるクリエイティブな仕事とは異なり、マーケティングはより数字の裏付けやロジックが問われる仕事です。市場動向を測るために数字の羅列したエクセルファイルと対峙したり、統計ソフトを使ったりする機会も多いでしょう。
そうした統計やPC、数字と向き合って地道に準備するということが苦手、苦痛という人はマーケティング職に向いていないでしょう。一方で、そうした作業が得意という第二新卒の方はそこをアピールできれば転職がスムーズに進む可能性も高まるでしょう。
コミュニケーションやプレゼン能力も大事
また、マーケティング職はあくまでも企画・提案をする立場です。実際にそれを広告の担当者や商品開発の担当者に納得して貰わなければ、どんなに裏付けがあっても商品戦略・広告戦略を変えることはできないのです。
そこではやはり開発側のニーズを汲み取り、広告担当者とのコミュニケーションをしっかりと取り、異なる立場の人たちを調整していく能力も必要になってくるでしょう。
そうしたある種泥臭い仕事もしっかりとこなせる第二新卒であればマーケティング職でも活躍できるでしょう。
第二新卒としてマーケティングに挑戦しよう!
ご紹介してきたように、マーケティング職への転職は簡単ではありません。一方で大きなやりがいや将来性など魅力が大きいのも確かです。
まずは一歩を踏み出して、キャリアアドバイザーに相談してみたり、スカウトサービスを通じてヘッドハンターと話したりする機会を作ると転職への具体的な展望も見えてきます。
みなさんの転職がうまくいくことを願っています。