第二新卒で銀行員になるための基礎知識 2018.10.09
「第二新卒で銀行員に転職したいけど知識が何もない」という方がたくさんいると思います。そこで第二新卒で銀行員になるための基本的な情報を紹介していきます。
銀行員の第二新卒の現状を解説
銀行には規模や性質によって様々な種類が存在します。銀行の種類ごとに採用傾向を解説していきます。結論から言うと、メガバンクや都市銀行の第二新卒での転職は簡単ではありません。しかし、逆に 信託銀行や投資銀行ではたくさんの人材を求めているので第二新卒での転職はとても現実的です。詳しく銀行の種類ごとに解説していきます。
メガバンク系
預金残高が莫大な都市銀行をメガバンクと呼びます。
日本では「三菱UFJファイナンシャル・グループ」「みずほファイナンシャルグループ」「三井住友ファイナンシャルグループ」これらの3大メガバンク体制が続いています。
第二新卒は各行とも行っていますが、大規模なリストラ報道もあり、転職活動は簡単ではないでしょう。
都市銀行
都市銀行とは東京や大阪などの大都市に本店を構えており、広域に展開している銀行のことを指します。
現在は「みずほ銀行」「三井住友銀行」「りそな銀行」「三菱東京UFJ銀行」の4つが都市銀行と呼ばれています。採用についてはメガバンクと似た現状であり、厳しいと言えます。ただ、りそな銀行と三井住友銀行は採用ホームページで第二新卒を採用の旨を打ち出しているので他の2社と比べると比較的可能性が高いです。
地方銀行
地方銀行とは一般社団法人全国地方銀行協会の会員の銀行のことを指します。地域経済に大きな影響を及ぼす金融機関です。
地方銀行は金融業界の経験者の採用は積極的に行っていますが、金融業界未経験の人はあまり積極的に採用してません。なので金融業界出身の人にはおすすめですが、未経験の人には次に紹介する信託銀行や投資銀行がおすすめです。
信託銀行
銀行業務に加えて有価証券や金銭の運用や管理といった信託業務や不動産仲介や相続関連業務、証券代行といった財産の管理及び処分に関する併営業務をする銀行のことを信託銀行と言います。
信託とは所持している土地や金銭等の財産を、自分や受益者のために専門家や信頼できる人に託して運用管理を任せることを言います。
第二新卒の転職に関しては異業種からの転職を歓迎しているので応募のハードルは低いです。
投資銀行
証券取引免許を持つ金融機関のことを総称して投資銀行と呼びます。M&Aや証券会社に特化している会社や日本政策投資銀行も投資銀行です。M&Aや証券会社専門の会社は積極的に採用をしており、沢山の人材を求めているので第二新卒での転職を考えている人は候補に入れてみることをおすすめします。
一般職に応募できる?
銀行口座の開設や振り込みなどの窓口業務を行う一般職の銀行員には第二新卒での採用はしているのでしょうか?
一般職は異動や転勤がほぼないので女性からの人気が高い職種ですが勿論男性も応募することが出来ます。
第二新卒の募集は行っており、金融業界の経験や資格が必要無いので転職のハードルも低く、狙いやすい職種になっています。
気になる第二新卒の採用基準
参考までに第二新卒の採用基準を紹介していきます。
あくまで参考なので応募するときは必ず採用情報を確認してみてください。
未経験でも銀行員になれる?
第二新卒で募集を行っている銀行は金融や銀行員の経験を必須としてはいなくポテンシャル採用の形を採用している会社が多いです。なので、未経験でも応募可能です。
しかし、「社員を育成する余裕がない」「即戦力が欲しい」等の傾向がある地方銀行では金融業界の経験や資格(ファイナンシャルプランナーなど)が求められる場合もあります。
求められる人物像
銀行によって求められる能力は変わってきますが、どの銀行でも共通していることは、「誠実であること」と「成長意欲が高いこと」です。
お金を扱う仕事なので誠実さは必須です。さらに、成長意欲は将来の会社の成長につながるので当然求められます。
まとめ
第二新卒で銀行員になるにあたっての基本的な情報をまとめてきました。
決して簡単に転職が叶う業界ではありませんが銀行ごとの特性を知り、狙いを決めて転職活動を進めていけば銀行員になれることが伝わっていれば幸いです。
今、第二新卒の需要は高まっているのでこのタイミングを有効に使って転職活動を進めてみましょう。