第二新卒のメーカー転職を徹底攻略 2017.10.30
メーカーに転職したい。モノづくりに携わりたい。こんな希望を持っている20代の方は多いのではないでしょう。
また、漠然とメーカーを志望している第二新卒の方も多いですよね。
このページではそもそもメーカーとはどんな業界なのか、どんな人物や経験をもった人を求めているのかなど、メーカー転職を考えている第二新卒の方なら知りたいポイントを詳しくご紹介します。
「メーカーに転職」本当に第二新卒でも大丈夫?
まず気になるのは第二新卒がメーカーに転職するのはアリなのか、可能なのかというポイントですよね。
まずは第二新卒としてメーカーを目指して本当に大丈夫なのかという疑問にお答えしていきたいと思います。
そもそもメーカーって何?
誰しも新卒の頃から漠然と耳にしていたであろう「メーカー」という言葉ですが、そもそもどんな定義であるかご存知でしょうか。
基本的に、「メーカー」という言葉は英語での定義通り製造業を指します。大きいものでは鉄鋼や自動車といった工業製品から、小さいものではコンビニで販売しているお弁当に至るまですべて「製造業」と言えます。
ただ食品に関しては、『第二新卒が大手食品メーカーに転職するには』にて詳しく説明しています。このページでは、主に工業製品を中心とした製造業に携わる企業をメーカーとしてご紹介していきたいと思います。
メーカーは幅広い職種を採用している!
メーカーと聞くと開発エンジニアや工場の従業員をイメージする人も多いと思います。しかし、一つのメーカーであっても企画や営業といった立場の従業員も多く雇われています。
文系だしメーカーは厳しいだろうと思う必要は全くありません。未経験の第二新卒からでも挑戦しやすい職種も多く募集されているので、第二新卒がメーカーを目指して全く問題ないと言えます。
教育システムも充実
また、メーカーは教育システムが充実しているケースも多くこれからスキルを積んでいこうという第二新卒にピッタリの業界と言えます。
メーカーでは、中小企業でも採用規模が大きく、会社独自の技術・知識なども多いため新人教育を外部委託するよりも自社でしっかりと施す文化があります。
そのため、第二新卒として採用されてから、しっかりと成長していける可能性が高いのです。
メーカーは第二新卒歓迎求人数も豊富
おすすめの業界でも求人数が限られていたり、条件が悪かったりすれば魅力的とは言えないですよね。メーカー求人の一番の魅力は好条件求人が数多く掲載されていることです。
求人数で言えば、大手転職エージェントである『doda』で190件以上、また最大級の転職サイトである『リクナビNEXT』で400件以上、第二新卒など20代の転職に強い『マイナビジョブ20's』で100件以上となっています。
このように、非常に豊富な求人が掲載されているのがメーカーの特徴です。
選択肢が多ければそれだけ自分に合う会社も見つかりやすいですし魅力的ですよね。
また、平均年収も400万円程度と十分な額と言えます。一般的に知られている企業でなくともBtoB市場で強いメーカーなども多いですし、安定性や福利厚生といった点で考えるとおすすめの転職先と言えます。
メーカーへの転職を成功させる経験やスキルとは
メーカーに自分が向いているのか知りたいという方や、面接を突破するためにどんな人物像や経験をアピールしたらいいか知りたいという第二新卒の方も多いですよね。
次に、そんな方に向けてメーカー転職を成功させる経験やスキルをご紹介していきたいと思います。
職種に依らずまずは積極性
メーカーといっても、営業職なのか技術職なのかであると喜ばれる経験やスキルは変わってきますが、どんな職種でも大事なのが積極性と丁寧さです。
第二新卒は基本的にはこれからスキルを得ていく存在として採用されています。積極的にコミュニケーションをとって受け身ではなく成長していける人材が第二新卒として一番大切です。
これから、商品知識を蓄えていくという営業職でもスキルを身に着けていく技術職にしても積極性は非常に大事なポイントでしょう。
メーカーであれば丁寧さも大切
また、メーカーは完成品であっても小売りに売りますし、部品メーカーであれば他のメーカーとの取引になります。
そうした他社との取引では、信頼を失わないための安定した品質とサービスが最も大事な点になります。
実際の求人でも、「常に慎重にミスが無いよう取り組める方」といった人物像を求める企業が多いのです。
納期などに追われているような状況であっても焦らず安定したパフォーマンスを出せるような人材であるとアピールしていきたいわけです。
技術職ならオタクが採用される?
技術職であれば、当然実務経験があれば有利にはなります。例えばCADなどのソフトを使った経験があれば転職は有利になるでしょう。
しかし、第二新卒ですからそうした経験がなくても十分転職は可能です。そうした未経験からメーカーの技術職に挑戦する方に必要なのはひとつのことを突き詰められるような性格、つまりオタクと呼ばれるような個性です。
品質管理にしても新規開発にしても地道な実験や検証が続きます。地道な作業もたんたんとこなしていけないといけないのです。
実際の求人でも「地道にコツコツと物事に取り組める方」や「とにかくクルマが好きな方」といった人物像を求めていることが多いです。
技術職希望の方は知っておきたいポイントですね。
営業職にもメーカーならではの特徴が!
メーカーの営業で特に大事なことは、自社の商品で内外の問題に切り込んでいくコミュニケーションスキルです。
メーカーの営業職であれば商品開発部とのやりとりも重要な仕事の一環です。
例えば、顧客や商社から納期の短縮を求められた場合、営業だけでは縮められる納期にも限界があります。できるだけ要望に答えていくためには、時には開発部と相談しながら商品を生産する段階から調整していくことも求められます。
そうした社内で異なる立場の人と調整していくのがメーカーの営業には必要とされています。
ですから、そうした経験をアピールできれば転職を有利に進められるでしょう。
メーカーへの転職を成功させる2つのコツ!
また、実際にメーカーへの転職を成功させるためにはどんなことに意識して転職活動を進めたらよいのでしょうか。メーカーへの転職を成功させる2つのコツをご紹介したいと思います。
自分の希望を明確にしよう
メーカーと呼ばれる会社は非常に多く、求人数も多すぎるくらいなので漠然とメーカーと考えているとなかなか応募する企業すら決まらないでしょう。
ですからメーカーへの転職を成功させるのであれば、「自分がなにに携わりたいのか」明確に把握することが非常に重要となります。
自己分析を深める場合は、友達や先生など身近な人やエージェントといった就職のプロを活用しましょう。他人の目線から初めて見つけられる自分の特徴はもちろん、社会人経験を経て身につけた第二新卒としての新しい持ち味もあるかもしれません。
また、このサイトでも『第二新卒の転職がうまくいく自己分析とは?』で詳しく説明しています。
ブラック企業のスクリーニングも忘れずに
第二新卒の転職失敗例としてよくあるのが転職先がブラック企業だったというパターンです。
メーカー転職でも数が多く名前を知らない企業も多いためブラック企業が紛れがちです。
ハローワークや求人数を売りとしている転職サイトなどだとそうした求人が紛れ込んでいる可能性もあるのです。
『ハタラクティブ』など第二新卒に向けて求人を精査しているエージェントを使うのが第二新卒のメーカー転職を成功させるコツの1つと言えます。
第二新卒としてメーカーに転職しよう!
メーカー求人では営業職の層が厚くなっていますが、もちろん企画やエンジニアの職も取り揃えています。
いまよりもっといい環境にステップアップしたい第二新卒の様々な希望を叶えられる業界といえるでしょう。
今回ご紹介した、メーカー転職成功のコツを抑えてみなさんがスムーズに転職できることを願っています。