第二新卒の不動産業界転職事情を徹底調査 2018.05.31
アパートを借りるときなど不動産業界は私たちの生活と密接に関わっている業界ですよね。第二新卒として転職をしようと考えている方の中にも不動産業界を候補にしている方が多いのではないでしょうか。
実際に転職活動を始める前に業界動向や働き方などの業界の特徴、第二新卒でも目指しやすいのかなどなど知りたいことは山程ありますよね。
そこでこのページでは、不動産業界を検討している第二新卒の方のために業界の特徴などを徹底解説します。
不動産業界を第二新卒が目指したい理由とは
やはり1番気になる点は、第二新卒が不動産業界を目指すメリット・デメリットではないでしょうか。そこでまずは、第二新卒に対する寛容さや、業界そのものの魅力をご紹介します。
成果報酬だから実力次第で稼げる
不動産業界へのイメージとして成果報酬が厚いと考えている方も多いのではないでしょうか。
実際に不動産業界ではポジションよりもそれぞれの成果によって大きく収入が変わるということが多いです。年齢を理由に尊重してもらえない、年功序列の給与制度に不満があるといった第二新卒の方にはとても魅力的な業界といえるのではないでしょうか。
好景気を背景に求人数が多い!
日本全体の景気が良いということはもちろん、オリンピックを背景とした不動産案件の拡大、タワーマンション人気の拡大、都市部の再開発案件など不動産業界全体のパイは継続的に拡大しています。
このため、成長している企業も多く事業規模拡大のために採用を増やしている企業も多いのです。業界全体が拡大しているので経験者だけではまかなえませんから、未経験の第二新卒に対する需要もどんどんと高まっているようです。
ブラックな側面も減少傾向
不動産業界ではどうしても土日に営業をせざる負えなかったり引っ越しシーズンの残業が増えてしまったりと、これまで不動産業界にはブラックなイメージもありました。
しかし、近年のワークライフバランスを重視する流れや人材を確保するための施策のため完全週休2日制の企業が増え、福利厚生なども充実してきているのが不動産業界の近年の傾向です。
もちろん、忙しい時期などは仕事中心の生活にならざる負えないということもあると思いますが、やりがいや達成感と十分釣り合う大変さになってきたといえるでしょう。
第二新卒歓迎の不動産求人の特徴とは
それでは次に、実際に第二新卒が不動産業界に転職するのであればどんな求人があるのかその特徴をご紹介していきたいと思います。
職場を選ぶのに十分な求人数
先程もご紹介したように、不動産業界全体の拡大と合わせて未経験者の採用も拡大しています。他業界と比べても遜色のない多くの求人が掲載されています。
実際に『doda』に70件以上、『リクナビNEXT』で140件以上、『マイナビジョブ20's』で70件程度の第二新卒歓迎求人が掲載されています。
どんなサイトにも多くの求人が集まっているといえるので、不動産業界志望であれば求人数ではなくサービスの質で転職サイトを選べますね。
平均年収は400万円以上
不動産業界はインセンティブ制度が大きく年収を左右するというのはもちろんですが、同じ業界内でも企業ごとに大きく年収例が異なっています。
数年の経験者でも500万円程度の年収を提示している会社もあれば、入社1年目から700万円を超える年収を達成している会社もあるようです。
基本的には第二新卒を始めとした経験1年目の年収は350万円~450万円程度ですが、実力次第でより高い年収を達成することも難しくないでしょう。
特にこれは公開されている求人情報でお伝えしているので、エージェントサービスに登録すればより好条件な案件と巡り会える可能性も十分にあります。
転勤が少ないのも不動産業界の魅力
また、地方でも首都圏でも転勤することなく働ける環境を整えている会社が多いです。
これは特定の地域に特化して事業展開をしている会社が多いということはもちろんですが、あるエリアでの専門性を高めてもらったほうが結果を出せるという観点から転勤に消極的ということもあります。
いずれにせよ、自分が働きたい地域で安心して働けるのは第二新卒の方にとっても魅力的な特徴と言えるのではないでしょうか。
不動産業界に求められている人物像やスキル
第二新卒としての転職であれば特段スキルは必要とされていないというのはもちろんですが、そうは言っても企業側が求めている人物像や業界への適性はありますよね。
不動産業界への転職がスムーズに成功する、転職のあとも活躍し出世していける可能性が高い第二新卒はどんな人なのかご紹介したいと思います。
向上心が特に重要
不動産業界の中でも成長しており求人を多く見かけるのが不動産コンサルティングや不動産運用代行などの専門性の高い仕事です。
未経験を歓迎しているのは入社後の成長を前提としているからです。第二新卒の転職に一般的に言えることではありますが向上心は非常に大切な要素です。
実際に掲載されている求人を見てみても、「高い専門性を磨いていきたい方」や「現状に満足していない、挑戦心のある方 」などが求める人物像として紹介されていました。
対人の業務が好きな人や営業経験者
また、接客業であるというのも大事なポイントです。不動産を実際に作るのは建設業界であって不動産屋ではありません。あくまでも不動産の企画や顧客への提案などが不動産業界の仕事の中心です。
そのため接客業が好きな人や営業経験者は不動産業界に向いているといえるでしょう。また、金額の大きな取引となるので顧客とのコミュニーケーションを他の業界と比べても特に丁寧に取らなくてはならないのです。
実際の求人にも「お客様と長くお付き合いする仕事をしたい方」といった人物像が求められていたり、営業経験者歓迎と書かれていたりします。
不動産業界に転職するのであれば押さえておきたいポイントですね。
第二新卒として不動産業界に転職しよう!
不動産業界は忙しい側面もありますが、第二新卒の方が思い通りに活躍できる場でもあります。
接客業や継続して学習していく姿勢などに心配がないという第二新卒の方は不動産業界への挑戦がうまくいく可能性も高いでしょう。
みなさんが新しいキャリアを満足いく形で始められることを願っています。