第二新卒の転職活動に説明会ってアリ? 2017.10.17
転職活動の方法として、企業説明会に参加するというのはとても一般的と言えます。気になるポイントは第二新卒でも参加すべきなのかということですよね。
今回は企業が集まって開くイベントの特長や、個別の説明会の特長、第二新卒が説明会を利用する際に注意したいポイントなど詳しく解説していきます。
第二新卒歓迎の合同説明会ってそもそもあるの?
東京ビッグサイトなどの会場にたくさんの会社が集まってブースを開いている様子は就活の風物詩ですが、そうしたイベントが転職活動の方法としても人気になってきました。
第二新卒の方でもエージェントなどが開いている企業の合同説明会に参加したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
まずは、第二新卒が参加できる合同説明会にはどのようなものがあるのか紹介していきます。
新卒向けの説明会は?
まずは新卒向けに開かれているものから考えていきましょう。第二新卒を採用する企業が増えるなかで、主に新卒向けに開いているブースであっても第二新卒に対応してくれる企業は増えています。
しかし、そうでない企業の可能性もありますし、なによりも周りは大学生ばかりです。新卒向けの質問や回答が聞こえてくる会場で第二新卒として転職活動するのは肩身が狭く感じるのでしょう。
新卒向けの説明会はやはり第二新卒が利用しにくいです。
中途採用向けのイベントなら
転職フェアとも言われる一般中途採用向けの説明会ですが、結論から言うと効率的とは言えません。
もちろん希望しているような企業が第二新卒を歓迎しているのか直接確かめられる機会という意味では貴重です。しかし、期待とは異なる回答をされることもありますから効率的な転職活動とは言えませんね。
20代向けも登場!
このように新卒、既卒はやはり第二新卒と異なるカテゴリーです。ですがここで諦めるのは早いです。
実は、近年20代など1回目の転職をターゲットに絞った合同説明会が開催されているのです。例えば、リクナビNEXTが開催している「初めての転職フェア」などがその例です。
そうした会場であれば、周りも第二新卒が多いですし、企業も20代の中途人材を採用しようとしているところが集まっています。心地よく、そして効率的に会社のことを深く知ることができるのです。
転職に会社ごとの説明会は「使える」のか
続いて企業がそれぞれ開いている会社説明の機会について考えていきましょう。
第二新卒でも個別の会社説明会に参加できるのか
新卒一括採用の場合でしたら、大量に採用するわけですからそれぞれの会社が説明会を開くのも合理的ですが、限られた人数しか採用しないという第二新卒の場合は実施することはなかなかないですね。
そのため第二新卒が参加できる機会はあまりないのではないかと思っている人も多いのではないでしょうか。
確かに、第二新卒だけを対象にした説明会の開催はあまり一般的ではありません。しかし、新卒向けと合わせて開催している企業も多くなってきています。
ですから、第二新卒であっても会社ごとの説明会を利用すること自体は可能になっています。
ホントに転職に活用できる?
次に気になる点は本当に利用する価値があるのかというポイントですよね。もちろんいろいろな意見があると思いますが、注意しておきたいポイントは直接採用担当者と話せる機会は限られているという点です。
企業のことを知るという観点ではよいのですが、知ることのできる情報は採用向けにうまく作られた資料です。今度こそはしっかりと転職先を選びたいという人のニーズには答えられないということも多いでしょう。
第二新卒が説明会に参加するなら注意したいこと
紹介したように機会は限られていますが、第二新卒でも利用できる説明会は増えてきています。次にそうしたイベントを利用する際に注意しておきたいポイントについて考えていきたいと思います。
会社情報はエージェントなども活用して集めるのがおすすめ
今の会社に上手く馴染めていないなど、向いていないと感じている人としては会社情報を綿密に調べたいという人も多いですよね。
たしかに転職フェアなどは会社の人と直接話すことのできる限られた機会です。しかし、採用に向けて会社をアピールすることに長けた人事担当の人が教えてくれる情報だけでは会社のことをよく理解できたとは言えないですよね。
入ってみてから思っていたのとは雰囲気が違ったとならないためにも他の情報源も積極的に活用していくのがポイントです。例えば、アフターフォローなどを通じて過去の利用者からの声を集めているエージェントなどを利用すれば、より確実に会社の雰囲気などを確かめることができるのです。
会社説明会を上手く活用して転職しよう!
第二新卒でも利用したくなる会社説明会の機会は増えて来ました。他の情報源も活用しながら会社を吟味していけば自分にあった会社を見つけることも難しくないでしょう。
みなさんが新しい職場で活躍できることを願っています。