第二新卒としてエンジニアに転職する際の落とし穴 2017.09.21
今回はそんな第二新卒としての転職でエンジニアになる際に問題になることや、転職を成功させための注意点などをまとめていきたいと思います。
エンジニアに憧れている第二新卒の方、必見です!
第二新卒としてエンジニアになるのは失敗?
まず一番気になるのは第二新卒としてエンジニアになることがお得な選択なのかどうかというポイントでしょう。
ということで、第二新卒としてエンジニアになるメリットデメリットをまとめていきたいと思います。
第二新卒でも転職がスムーズに進みやすい
まずは、落とし穴や失敗例ではなくメリットから紹介します。
最近では日本全国レベルで求人倍率が高く人手不足といわれていますが、中でもIT業界は人手不足が深刻な業界です。
IT関連の求人倍率は6倍を超えるというデータもあるのだとか。
当然、人手不足の業界であれば新卒だけではなく、第二新卒なども活用し人材を確保しようとしますよね。
そうした人材獲得競争が激しい業界のために、まったくの業界未経験者であってもこれから教育すればいいという判断のもと採用される可能性が十分あるのです。
また、エンジニアは転職が多い仕事です。
他の会社に比べて○○年入社というグループの結束が強くなりにくいのも特徴です。入社した後、中途採用でもなじみやすい環境といえるでしょう。
ブラック企業が多いってホント?
エンジニアは納期前になると残業三昧になるという話はよく聞く話ですよね。
また、第二新卒を歓迎しているような会社は次々に人が辞めてしまっていっているということだからさらに残業が厳しいのではないかという想像をしている人もいるのではないでしょうか。
もちろん、そうした会社がないとは言えませんが、優良企業が第二新卒を募集しているのもまた事実です。
先ほど紹介したように、人手不足が深刻という状況ですから、第二新卒を募集しているということは定着率が低いブラック企業ということを示さないわけです。
ですから、ブラック企業を避けて転職すれば、第二新卒としてエンジニアを目指すことは全く損な選択ではないのです。
求人を掲載する企業を選んでいるようなエージェントや転職サイトを利用すれば簡単にブラック企業を避けることもできますし、優良企業に転職することも難しくないでしょう。
エンジニアに転職するなら必要になるものとは
もちろん第二新卒としての転職であれば、これから実際業務に必要となるスキルを身につけていけばいいという会社も多いです。
そうはいってもやはり、求められている人物像や適性というものはやはりあります。
そこで、エンジニアになるのではあれば必要になるスキルなどを確認していきましょう。
エンジニアは適性が大きく問われる仕事
プログラミングという作業は数学や物理などの処理と似ています。
決まったルールの中で効率的に考えていく力が必要とされるわけです。ですから適性がとても重要になってきます。
実際に、プログラミングの生産性は人によって100倍も変わるなんて意見もあります。
科学的な検証でも20倍以上の差が開き得ることが示されているのです。
こう聞くと、自分にはできなそう、難しそうと感じるかもしれませんが簡単に言えばパズルが得意かどうかということにすぎません。
ですが、適性がないとせっかく第二新卒としてエンジニアになったのに、なかなか出世したりスキルを積んでいったりするのが難しくなりますから事前に適性を確かめておきたいですよね。
多くの転職サイトなどが適性診断のサービスを実装しているので、そうしたサービスを通じてあらかじめ自分の適性を知っておくとよいでしょう。
スキルよりも採用担当者に信頼してもらうこと
第二新卒としての採用であれば、今すぐ即戦力となるようなスキルが必要になるということはないでしょう。
ですから後はいかに、自分がエンジニアとして成長できるのか、社会人として最低限のマナーなどを備えているのかといった点をアピールして採用担当者に信頼してもらうだけです。
また、前の職場をどうして辞めてしまったのかという点も重要になってくるかもしれません。
第二新卒ということは、前の会社を数年でやめてしまったということですから採用者が気にするのは、今度は会社に定着してくれるかという点でしょう。
会社に定着して、しっかりスキルを積んでいける人材だと思ってもらうためにも、前の会社を辞めてしまった理由などは採用担当者ウケがいいものを用意しておくといいですね。
そんなもの分からないという人は、コンサルタントとのカウンセリングサービスを利用するなどして戦略を立てておくといいのではないでしょうか。
第二新卒としてエンジニアに転職しよう!
第二新卒としてエンジニアを目指す際に、落とし穴がまったくないということはありません。
しかし、ちょっとした工夫と準備で第二新卒でも十分転職を成功させられることもお分かりいただけたでしょうか。
みなさんが、希望するエンジニアとしての新しいキャリアをスタートできることを祈っています。