教師から第二新卒で転職するために今すべきこと 2018.06.21
「先生になりたい!」と小さい頃からの夢で教師になった方はたくさんいるかと思います。
しかし、教師はとてもやりがいがある仕事である一方、残業の多さや保護者対応による精神的披露から心身をすり減らし限界がきている方もいると思います。
第二新卒だけど「転職したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、第二新卒で教師から転職するにあたって、必要なノウハウをご紹介していきます。
第二新卒から転職を考えている方の主な原因とは
教師といえば、残業が多く、休みもちゃんと取りづらい過酷な職業で知られています。
それだけではなく、最近では、教師や学校に対し理不尽なことで訴えてくる「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者も増えてきています。
残業だけでも手一杯でも、休日や深夜も保護者や学校から連絡が入ってきて不眠症やうつ病にかかってしまう教員もいるほどです。
入ったばかりで、夢いっぱいの職場だったのが一気に居づらい環境に変わってしまう場合もあるでしょう。
少し怒っただけでも教師が悪者になってしまい、精神をすり減らして限界が来て退職してしまうのです。
人数の問題
教員一人で1クラスを受け持つのが普通だと思います。そうすると一人で30~40人前後の生徒を受け持つ教師も多く、まとめることが大変だという教員も多いです。
特に、小学校~高校にかけては思春期の学生も多く、全員をまとめるということに精神をすり減らす日々が続きます。全員に信頼してもらうことがいかに難しいことか、その壁には誰もが当たります。
また、日々のコミュニケーション以外にも授業もあり、慣れていないうちは休憩を取ることさえも難しいかもしれません。
中には昼休憩ができなかったり、トイレすら行くこともできない教員もいるほどです。
教師から転職はすべきなのか
離職率が高い職業の中でも、上位にランクインしている教師ですが、誰もが一度は「辞めたい」と心のどこかで思ってしまう瞬間はあるかもしれません。第二新卒の方でしたら、まだ職場に慣れず生徒とのコミュニケーションの取り方から勉強していて仕事にまでちゃんと手が回らないこともあるはずです。
教師が仕事を辞めたいには上記したとおり「勤務時間・労働環境のキツさ」、「保護者への対応」「職場の人間関係」などが主に上げられます。
第二新卒の方が教師から転職するのは果たして正解なのか、そしてそもそも可能なのか?と疑問をお持ちの方もいるでしょう。実際、現状から言えることを解説していきたいと思います。
教師から転職は正解?
もちろん十人十色、辞めたい理由はあると思います。全ての状況に当てはまる解決方法は無いかと思いますが、現状から言えることを一つの意見としてお伝えしますので参考にしてください。
これは教師だけではなく「全ての職業」について言えることを考えていきましょう。
危険信号と言っても様々な症状がありますが、「朝起きるのがとてもつらい」「生きていく気力がわかない」「明日のことさえ考えられない」「体が思うように動かない」などが主に上げられると思います。
元々は教師というやりがいがある仕事に就き、子供と接していきたいという夢を持って教師になったかと思います。
しかし、現状それらのことを一切感じられない場合だと、あなたにとってはマイナスでしかありません。
「折角教員免許も取得したんだから…」という思いで続けているかもしれません。しかしそれはいつまで続くことが出来るのでしょうか。いつかは限界がきてしまうでしょう。
自分次第でどうにか変えれることだったら努力してみましょう。しかし、自分次第にはどうしてもならない環境の場合には、思い切って一歩進む方が良いでしょう。
逆にこの2つの項目が当てはまらない場合には、第二新卒で転職を考えるのは早いかもしれません。
まだ慣れない職場なため心の余裕がなくなっていることもあります。
自分だけでは判断できない場合には、両親や友人に打ち明けてみましょう。
そもそも教師から転職は出来るのでしょうか。
「教師から転職は難しいよ…」と言われたことはあるでしょうか。しかし、現状そうとは言えません。
難しいと言っている人はまず現状を知らずに言っている場合が大半です。
第二新卒の方々は若いので選択肢の幅はもちろん広いです。早めに動き始めることで案外すんなり転職できてしまったという声はよく聞きます。
企業からしたら「教師という経歴もあり、ゼロから仕事を覚えてもらう事ができる」といった理由で実はニーズが有るのです。
一歩進み出す勇気がない人は、とりあえず転職エージェントに登録し相談してみることをオススメします。
教師からの転職でおすすめ転職先とは!
それでは、実際どのような職業が有利なのか解説していきます。有利という理由だけではなく、教師時代に得たスキルを活かせる転職先を紹介していきます。塾講師・習い事系
「教師時代のスキルを活かす転職先」で一番に思い浮かぶのが「塾講師・習い事講師」かと思います。
実力主義である点や、より専門知識が必要にとなる点や、正社員として採用が難しいという点は難点ですが、やはり生徒と関わりやりがいが生まれる職業だと思います。
また塾講師であれば、生徒たちのモチベーションは高く、教え甲斐があるという点はとても魅力だと思います。第二新卒であれば正社員として採用を認めてくれる塾も多いそうです。
民間企業の事務職と言えば「事務・総務・経理」などが該当します。
教師は学校での経験からPC操作や、事務作業、生徒のマネジメントの経験があるので、これらの職業で活躍される人は多いんです。
また、企業だけではなく、塾や大学などの教育機関でも事務職の採用枠は準備されています。
民間企業の総合職には「マーケティング・企画・サービス・営業」などの職種が該当します。
業界だと、教育関連企業がとても人気です。それ以外だと、大手企業では未経験歓迎というニーズも実は存在しているのです。
さいごに
いかがでしたでしょうか!
今回の記事で少しでも「これは自分にも当てはまるんじゃないか…」と感じた人は是非周りの環境の人に打ち明けてみましょう。
それだけではなく、プロの意見も聞きたい!という方は、転職エージェントに登録し相談してみるのもいいでしょう。
無料で相談することが出来るので気軽に登録ができますね。
第二新卒の方々の転職活動が円滑に行くことを願っています。