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第二新卒の翻訳転職事情を徹底解説

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英字新聞

英語や中国語などのスキルを持った方であれば翻訳を仕事にしたいと考えるのは自然な流れですよね。そんな翻訳を転職先として検討している第二新卒の方に向けて転職難易度や仕事の将来性、求人情報など気になるポイントを詳しくご紹介していきます。

第二新卒にとって翻訳ってアリなの?

まずは、翻訳という仕事の特徴を紹介しながら第二新卒の皆さんにとっておすすめの職種と言えるのかどうかから説明していきたいと思います。

ホワイトな職場で安心

新卒で入った会社がブラックだったと後悔している第二新卒の方であれば働きぶりは一番気になるポイントですよね。

翻訳は仕事のスピードが予測しやすく、管理しやすいということもあって期限前に残業ということになりにくいという特徴があります。そのため、月の残業時間も20時間以内という会社が多くなっているようです。ワークライフバランスを追及しやすい魅力的な仕事と言えるでしょう。

機械に仕事を奪われる?

一方で第二新卒としてもう1つ気になるポイントは仕事の将来性ですよね。

最近では、Google翻訳もニューラルネットワークを導入してどんどんと自然な訳が機械でも可能になってきています。10年後にはなくなっている仕事なのではないか?と心配している第二新卒の方もいるでしょう。

結論から言うと、翻訳の仕事が完全になくなるという事態は考えにくいですが、単価が下がったり仕事量が減ったりということは現実的のようです。翻訳の中でも意訳が求められるマーケティング翻訳であれば機械が代替しにくいですが、マニュアルなど定型文が多いものはどんどんと機械翻訳が進み、ワード単価もどんどんと下がってきているようです。

これから挑戦するという第二新卒の方は可能な限り付加価値の高い、「トランスクリエーション」などマーケティングに近い領域をやらせてもらえるのかというポイントに注目する必要があるでしょう。

第二新卒歓迎の翻訳求人の特徴とは

それではつぎに、実際に掲載されている第二新卒歓迎翻訳求人の情報から転職難易度や年収水準などをご紹介していきたいと思います。

第二新卒歓迎は少ない

翻訳の仕事は訳す言語と日本語双方の高い能力が求められることもあり、未経験歓迎と明記している求人はとても少ないのです。

そのため翻訳の条件だけであれば、『リクナビNEXT』に100件近く求人が掲載されていますが、第二新卒歓迎の条件を指定すると15件程度に減ってしまいます。

一方で、経験よりも資格を見るという傾向もあるので、勉強して翻訳の資格である「ほんやく検定」を取得すれば第二新卒からでも十分採用されるでしょう。

平均年収は350万円程度

事務系の仕事ということもあり、年収水準はあまり高くないようです。

また、年功序列型賃金になっている企業も多いようで、それも相まって第二新卒として転職した直後の年収はあまりもらえない可能性が高いと言えるでしょう。現在、営業職でインセンティブなどを貰っているという第二新卒の方からすると物足りないかもしれませんね。

勤務地は大都市が基本

B to Bの仕事なので仕方のない部分もありますが、やはり地方都市での求人はあまり掲載されていないようです。

東京近郊や関西圏など大都市圏での勤務が基本となるので、地方で転職したいという第二新卒の方には残念ながらおすすめできない転職先です。

翻訳に向いているのはこんな第二新卒

翻訳の仕事であれば、言語力が必要とされるのは当然ですがそれ以外にはどんなスキルや人物像が必要となってくるのでしょうか。

事務の経験が生きる?

翻訳と聞くと映画や本をイメージする人が多いかもしれませんが、実際にはビジネスの場で文書を翻訳するという需要が大部分を占めています。

つまり、文書作成能力が必要とされる可能性が高く、翻訳に必要なスキルとなるということです。基礎的なビジネススキルですが、こうした事務能力をしっかりとアピールすることでスムーズな転職につながるでしょう。

ニーズを見て働き方を変えていける人

これは、作業内容というよりもキャリア形成という視点での働き方ですが、長期的な目線を持ちつつ自分の翻訳スキルを変化させていく気持ちも必要です。

すでに書きましたが機械翻訳が成長していく中で、これから人間が行う翻訳は意訳が必要なトランスクリエーションや、機械が訳したものを校閲するポストエディターに変化していきます。

先を見据えて自分のスキルを高めていける、また変化していくことに抵抗のない第二新卒の方が翻訳の仕事に向いていると言えるでしょう。

第二新卒として翻訳の仕事に挑戦しよう!

求人数が限られており、今後仕事が減っていく可能性もあるなどデメリットも少なくない翻訳への転職ですが、自分の言葉が広まっていくというやりがいやホワイトな働き方など魅力もたくさんあります。

みなさんが第二新卒として悔いのない選択ができることを願っています。

2017.07.24
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