第二新卒の転職が不利なのか徹底解説!弱点を克服すれば成功できる! 2017.09.20
石の上にも三年という言葉にある通り、就職してから3年待たずに転職するのはよくないと言われていました。
3年働くことで、その仕事の面白さや、やり甲斐を感じられるようになると言われていたからです。
それでは本当に第二新卒の転職は不利でやるべきではないのでしょうか。
今回は第二新卒で仕事を辞めて新しいことに挑戦することが不利なのかどうかを解説していきます。
最近の第二新卒転職状況
最近は就職してから3年で退職する人が増えてきました。
平成28年の調査によると、大卒で就職してから3年以内に仕事を辞める人は31.9%とだいたい3人に1人の計算です。
また、そのうち1年以内に仕事を辞める人は12.8%と非常に高い割合を占めています。
こうした状況は以前から続いており、決して大卒入社3年以内に転職することは珍しくない状況になっています。
転職に関する考え方も変わってきている
こうした背景と共に、転職に関する考え方も変わってきています。
これまで日本社会では終身雇用が当然だと思われていました。
しかし、現在終身雇用を実行できるような企業は少なくなっています。
1つの企業でずっと働き続けるということは少なくなってきており、転職することが当然になってきました。
第二新卒が最近熱い
以上のような変化から、第二新卒の転職は以前より不利ではなくなってきました。
現に市場は充実してきており、第二新卒を積極的に採用するような企業も増えてきています。
今後も市場は大きくなることが見込まれますし、3年以内に仕事を辞めて新しいことに挑戦することが特別なことではないなんてことになるかもしれません。
第二新卒の転職で不利になるのはどういう時?
第二新卒は最近になって増えてきており、一概に不利なことではありません。
しかし、あなたのやり方次第で不利になってしまう可能性が大いにあります。
どういった状況で不利になってしまうのか見ていきましょう。
経験不足が顕著
第二新卒が不利になる状況としてまず挙げられるのは、求職者の経験不足が顕著にでている場合です。
働き始めてから1年もしくは3年も経っていないのですから、経験がないことは当然です。
しかしここでの経験とは社会人としてのマナーや報連相などの基本的な能力です。
ビジネスマナーや報連相は社会人として働いていれば自ずと身についていくものです。
そうした社会人としての基本的な経験が不足している場合は、転職も不利になってしまいます。
第二新卒のフレッシュさをアピールできていない
第二新卒他にも強みをまったくアピールできていないという場合に不利になってしまいます。
例えば第二新卒の強みは企業の色に染まっておらず、今からなんでも吸収できるところです。
これからなんでもできると思わせるような若さ、フレッシュさを面接などでアピールすることができなければ転職でも不利になってしまうでしょう。
すぐに辞めるのではと思われている
第二新卒に必ずといっていいほどつきまとう、すぐに辞めるのではないかというイメージを払拭できていない場合転職活動でも不利になってしまうでしょう。
このイメージを払拭するのはなかなか難しいので、なんとかしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
最近は第二新卒が評価されてきており、だいぶイメージも緩和されましたが、今なお強く残っていることは確かです。
第二新卒の転職を成功させるためにやるべきこと
第二新卒の転職を成功させるためにやるべきことが2つあります。
この3つを守ることで、第二新卒のデメリットを打ち消すことができます。
今の仕事で学べることは学んでおく
大卒で就職して、どの企業でもどんな形であれ研修をすることになります。
その研修を面倒くさいと思って手を抜くのは辞めたほうがいいでしょう。
研修は仕事をする上で必要不可欠なことを学ぶ場ですので、身につけておけば必ず役に立ちます。
研修でなくても、上司からのアドバイスなど、仕事中の些細なことをしっかり意識して行えば、短い期間であっても経験不足とは思われないようになります。
キャリアプランを考えよう
転職をする際は過去の自分を分析することがほとんどです。
しかし、今後どういった人生を送りたいのか、キャリアプランを考えているのかと聞かれると答えに詰まる人は多いです。
就職で1度失敗し、リベンジするのですから今回はきちんと将来のことを考えることから始めましょう。
自分はどんな仕事がしたくて、どんなスキルを身につけたいのかということをきちんとイメージできるようになりましょう。
そういった自分なりのキャリアプランをきちんと面接官に伝えることができれば、「すぐに辞めそう」だなんて思われなくなりますし、若さをアピールすることもできます。
第二新卒の弱みを克服して転職を成功させよう
第二新卒で転職することはもう決して珍しいことではありません。
しかし、どうしても不利になってしまうことだってあります。
本番でその不利な点を払拭できるように、自分の弱みと強みをきちんと把握しておきましょう。
今回紹介した2つのポイントをきちんと実践すれば、転職活動も必ずうまくいきますよ。