失敗例から学ぶ後悔しない第二新卒の転職方法 2017.09.05
第二新卒としての転職を検討しているけど失敗するのが怖いという人も多いと思います。
スキルを積んでいるわけでもないのにいい転職なんかできるのだろうかと不安に感じている人もいるでしょう。
転職してもどうせ後悔するだけだと思っている方へ、今回は失敗例から学んで第二新卒として転職する際に後悔しないために注意したい点を解説していいきたいと思います。
第二新卒でよくある失敗例と後悔、5選
まずは第二新卒として転職でよく聞かれる失敗例についてまとめていきたいと思います。
しばらく無職になってしまった
第二新卒はとくにすぐに新しい職場が見つかるかどうか不明確な部分も多いです。
次の職場を決めずに、とりあえずつらい仕事をやめてみたものの次の職場が思うように見つからず後悔するという人も多いのです。
また働いていない期間が長くなればなるほどさらに転職が不利になってしまったり、妥協してでも就職せざる負えなくなったりと悪循環に陥ってしまうという失敗例です。
もちろん、働きながら転職活動をするのは時間的にも体力的にも厳しいかもしれませんが、新たな職場を決めずにとりあえず今の職場を辞めてしまうのは後悔する転職になりうることを知っておきたいですね。
第二新卒にしては転職が遅かった
第二新卒は社会人経験があるために少し評価の高い新卒という認識ですね。年齢が若いからこそこれからスキルは社内で教育していけばよいというように考えられているわけです。
ですから、第二新卒としてスキルが蓄積されていなくても、未経験でも歓迎される時期には期限があるのです。
20代後半になってくるとどんどんと第二新卒としての転職が厳しくなってきます。今の仕事をいつ辞めるか悩んでいるうちに年齢が高くなってしまい、条件に合う求人が減ってしまったというのもよく聞かれる失敗例です。
まだ転職する時期じゃないと悩んでいるとどんどんと希望するような求人に巡り合えなくなってしまうかもしれません。
あとで遅すぎたと後悔しないように、決断は早めにしたいですね。
転職先がブラック企業だった
ブラック企業から抜け出したい、自分に合わない仕事を変えたいと第二新卒として仕事を変えることを希望している人は多いと思いますが、それなのに結局ブラック企業に就職してしまったというのは大失敗のケースでしょう。
こうなってしまった理由はいくつか考えられますが、とりあえず仕事を変えること自体が目的となっていたために次の職場へのリサーチが不足していたということが一番だと思われます。
また、しっかりと自己アピールができないために優良企業に拾ってもらえずブラック企業だけが採用を出してくれるというパターンもあるようです。
実は現職が高待遇だった
第二新卒としての転職条件相場でいけば失敗ではなくとも、その人にとっては条件が悪くなったということもあるのです。
つまり、失敗でなくても後悔してしまうことはあります。
例えば、大企業などで働いている人は特に注意が必要です。大企業であれば福利厚生もしっかりしていますし、新人研修をはじめスキルを積みやすい環境も整っているでしょう。
しかし、世の中の平均はそうではありませんよね。社会的信用も待遇も現状が良ければその分下がる可能性が高くなるわけです。
もちろん大企業の第二新卒を積極的に採用しているところはありますが、限られた求人数であることは確かです。
仕事を辞めることなく転職活動を進めることはできますから、今大企業に務めているという方は背水の陣という転職は絶対にしないほうがいいでしょう。
とりあえる様子見程度で求人情報などを調べたり、転職サイトからのスカウトを待つといった方法にすると後悔しなくて済みますね。
自分の適性を間違えてしまった
第二新卒として転職する理由はなんでしょうか。今の業界は自分に向いていないと思うからでしょうか。それとも人間関係が限界と感じているからでしょうか。
先程の待遇と同じことですが、現状に不満があるとしても比較してみればマシということも考えられるわけです。
人間関係が限界と感じたらそれはあまり間違えないと思いますが、仕事の適性には注意が必要です。
少ない経験の中で向いていないと感じても、新しい仕事よりも前の仕事のほうがまだ向いていたと感じて後悔する人もいるようです。
職種や業界で仕事が変わってくるのはもちろんですが、大企業と中小企業でも働き方は異なります。
自分がどんな働き方に向いているのかしっかりと考えなければ待遇として決して失敗でない転職でも後悔する可能性は十分にあるのです。
人間関係だけを変えるなら同業他社という選択肢もありますから、そうした選択肢を取るのが正解と言えるでしょう。
失敗なし後悔なしの転職をする秘訣
それでは紹介してきたよくある失敗を防ぎ、後悔しない第二新卒としての転職を成功させるにはどうしたらよいのか考えていきましょう。
まずはキャリアプランを考えよう
先ほども紹介したようにまず第二新卒には”消費期限”があります。もし今の職場ではスキルを積み、キャリアアップしていくことが難しいと感じるのであれば、何年もその職場にとどまってもいいことはないでしょう。
今の職場と自分のスキルを見つめたうえで、どのようなキャリアを歩んでいくのかということをしっかりと考えることが大事でしょう。
これは自分の適性を知るということでもあります。先程紹介したとおり後悔しない転職をするためには、目先の条件や人間関係だけではなく、自分がしたい仕事を考えることが重要なのです。
キャリアプランを考えることによって転職自体が目的となってしまうこともなくなります。
そうすれば、次の職場をきちんと選べないという問題も解決されますから、キャリアプランを検討することは第二新卒にとって失敗を避けるために非常に大切でしょう。
今の職場を辞める理由を見つめなおそう
第二新卒としての就職活動で必ず問題になるのが前の職場を辞めた理由です。
キャリアプランを考え、行きたい会社を見つけられたら後は採用されるように準備するだけですから退職理由を用意するのも大切です。
企業側もうちの会社には定着してくれるだろうかという点を心配しているため、面接などでもよく質問される問題です。
飽きてしまっただとか、周りのレベルが低いと感じたといった理由を面接で言ってしまったら採用されるのが難しくなってくるでしょう。
もちろん今の会社が絶望的でそれが本当の理由というケースもあると思いますが、自分勝手に聞こえてしまうので他の理由も考えたいですよね。
転職理由については、「第二新卒の面接では転職理由の伝え方が大切!どう伝えればいいの?」に詳しくまとめられています。
しっかりと辞めた理由を考えておくのが第二新卒として採用されるための重要なポイントですから、逆にそれができればまったく新しいキャリアをスタートすることも難しくないでしょう。
社会人経験のアピールも要になる
第二新卒は新卒とは違います。以前の社会人としての経験がしっかりと活かせるということをアピールできるかというのが第二新卒の転職成功を左右するポイントとなるでしょう。
目指している会社の仕事や人物像といった情報をしっかりとおさえて、相手にウケる自分の経験をしっかりとアピールしましょう。
後悔しない失敗しない転職のためには自己PRが大切ですよね。
自己PRについては、「第二新卒が転職を成功させる自己PRのコツ」に詳しくまとめられています。
プロの手を借りよう
また、第二新卒の転職を成功させるためにはプロのコンサルタントに力を借りるのも一つのポイントです。
これまで転職成功の秘訣として、キャリアプランニングや退職理由の整理、社会人経験のアピールなどをご紹介してきましたが、正直自分でできる自信がないという方も多いのではないでしょうか。
エージェントサービスを活用すれば、コンサルタントとの面談を通じたキャリア相談、書類添削、面接対策などを行ってもらえるので転職活動がスムーズに進むでしょう。
また、求人をスクリーニングしてくれる転職エージェントも多くなっています。ブラック企業を避けるという意味でもプロの力を借りて第二新卒の転職を進めるべきなのです。
第二新卒としての転職に向かって一歩をふみ出そう
このようにエージェントのサービスなどを活用しながら、キャリアプラン、今の職場を辞める理由、自己PRの三つを意識すれば、転職も円滑に進むことでしょう。
失敗することを恐れずに一歩をふみ出せば、後悔せずにキャリアチェンジを実現し自分が希望しているような将来像を実現していくことも難しくないでしょう。